日本国内委員会 歓迎レセプションを日本記者クラブにて開催

  • 2012/12/08

日本国内委員会では13日(火)に歓迎レセプションを日本記者クラブ大ホールにて開催

念願のバチェレ事務局長の来日が実現しました。バチェレ事務局長は11月12日~14日の日本滞在期間中、経済界や政界、国会女性議員で組織されている国連ウイメン「開発と女性」議員連盟との面談、NHKなどメディア等とのインタビュー、学校訪問等を精力的に展開。そのパワフルで明快な論旨、フランクでチャーミングな人柄で、各界の方々を魅了したようです。
13日(火)夜、直前の外務大臣との懇談が長引き、少し遅れて歓迎レセプションに姿を現したバチェレ事務局長。あっという間に待ち受けていた出席者の心をとらえました。

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乾杯の発声は、国際婦人年連絡会世話人の山口みつ子さん、パワーポイントによる国内委員会活動紹介は目黒依子理事、同じくパワーポイントによる東日本大震災被災少女・女性支援活動紹介は、みやぎジョネット代表の草野祐子さん、来賓のあいさつは(株)資生堂CSR担当執行役員のアキレス・美知子さん、CEDAW委員の林陽子さんにお願いしました。バチェレ事務局長はそれぞれの発言に熱心に聞き入り、日本の女性たちの熱いメッセージを受け取られたようです。

 笑顔で登場したミチェル・バチェレ事務局長  代表団の方々(右からミユキ・ケルクホフ UN Women日本事務所所長代行、ミチェレ・バチェレ事務局長、長井鞠子さん通訳、クリスティ・ヘトレ UN Women戦略パートナーシップ部部長)
 有馬真喜子理事長の歓迎メッセージ
 バチェレ事務局長のパワフルなスピーチ
 出席者一同と乾杯  バチェレ事務局長を囲んで
 みやぎジョネットの草野さんと  日本料理の本をプレゼント
 被災地の女性が作った布ぞうりもプレゼント
 なごりおしく握手攻め

有馬理事長挨拶

バチェレ事務局長、ようこそおいでくださいました!
日本国内委員会のメンバーは、事務局長が来日されるのを本当に、お待ちいたしておりました。心から歓迎致します。
ここに集まっている人たちは、国内委員会の会員、日本全国各地からの会員、それからジェンダー問題のNGOの方々だけではなく、人間の安全保障とか人権問題とかのNGOの方もいらっしゃっています。もちろん、ガールスカウト、ゾンタ、ソロプチミストからも。そのほか政府関係者、研究者、企業の執行役員をはじめCSR担当部署の方々など男性も女性も・・・一言でいえば事務局長がよくおっしゃるダイバーシテイ(多様性)でございます。
しかし私たちの目的は一つで、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのために活動を続けています。私たちの歩みは、決して華々しくもありませんし、速くもあり ません。しかし私たちが信じているものは、「継続は力なり」ということです。20年間活動を続けてきました。今後とも、バチェレ事務局長とともに活動を続けてまいりたいと思っています。
最後にバチェレ事務局長のご要望により、ここには被災地の人々が駆けつけてくださっています。後程、被災地で活動している状況を視て頂くことになっています。
もう一つ、通訳の長井鞠子さんは、ここまではお仕事でしたが、このレセプションに限っては私たちの仲間としてボランティア活動で通訳してくださいます。

バチェレ事務局長

こんばんは。
理事長、それから国内委員会の皆様、またここに集われた友人の方々と日本及び世界でジェンダー平等と女性の権利に関してずっと仕事をしていらっしゃいました皆様方、お目にかかれて本当に光栄に嬉しく思います。
少し遅れてまいりまして申し訳ございませんが、外務大臣との会合が少し長引き、遅れてしまい皆様方を待たせることになってしまいました。本当に申し訳ございません。
手元にはスピーチ原稿がありますが、長すぎるのでコレは読みません。
皆様方、20年間ずっと活動してくださったことに対して心より御礼申し上げたいと思います。ユニフェムを通して、そして今はUN Womenを通してご活動して頂いております。皆様方のご協力のお蔭で相当の進歩をしたのではないかと思います。
まだ、これからしなければならない事はたくさんありますが、皆様のエネルギーとサポートとご貢献を頂きまして、世界の女性そして少女たちの暮らしぶり、或いは彼らの生き方がずっと良くなったものと確信しています。
我々は2日間、集中的な日程をこなしながらずっと、色々やってまいりました。 日本の当局の方々とも随分お会いしました。総理に会いましたし、男女共同参画局局長、外務副大臣、男女共同参画担当副大臣にも会い、たくさんの会合を経てきましたが、私たちが何を話してきたかと云いますと、一方においては日本政府、日本国民の方々がこれだけ努力をしてくださった、そしてこれだけの進展をしてくださったということに謝意を表するという事。他方、日本の女性がこれから立ち向かわなければならない課題を、知見を共有しながら議論しました。特に政府、経済の分野で、ジェンダー平等、女性のエンパワーメントという面でさらに進展しなければいけない課題に ついても議論しました。
皆様方が集めてくださった資金は主に途上国向けに使われている資金でありますが、UN Womenというのは途上国のためだけの組織ではありません。我々は普遍的なユニバーサル的な任務を頂いております。また世界の中では完璧にジェンダー平等を達成したという国は一国もないわけです。どこも完璧にはやっておりません。
ですからまずは日本の政府と国民に皆様に、これだけUN Womenのサポートをしてくださったという事に対して御礼を申し上げるとともに、これからジェンダー平等と女性のエンパワーメントのためには一緒に戦っていかなければいけない、努力をしていかなければいけない――以ってより良い条件の改善という事に向かって我々が一緒に進むことができるように是非、祈念したいと思っております。
また第3次男女共同参画基本計画におきましては、いろいろなイ二シアティブが入っておりますし、いろいろな方向性がそこでは議論されていることはよく知っております。それから「なでしこキャンペーン」が張られている。その計画があるという事もよく存じています。労働市場にもっと多くの女性が参入することができるように、それを支援するための計画が盛り込まれていることも良く知っています。そのようなことをなさった日本政府、男女共同参画局に対しましては、本当に賞賛したいと思いますが、昨日、実は民間部門の代表の方々とも議論いたしました。そして女性の管理職を30%までにするというコミットのために努力するという事も伺いました。
それから女性のエンパワーメント原則という文書がありまして、これには世界の450社のCEOがサインをしていますが、その中の150社、即ち3分の1は日本の企業であるという事も、ここで認識しておきたいと思います。
これからもっと進捗しなければならないことは多々ありますが、ここまで随分しんてんしたのだと我々、意を強くするような兆候もたくさんあるという事を知りまして、大変うれしく思っています。そういうことが、これから更に加速度的に進んでいきますことを心より願っています。
私の仕事はとても容易いものでして、なぜなら少し前にクリスティーヌ・ラガールとIMFの専務理事が来ていろいろ話をされたからです。我々UN Womenが女性こそが解決策の一部であるとか、女性が日本を救うとか言っても「えー本当にそうなの?」と疑わしい念で見られてしまいますが、IMFが言うと「うーん、そういうこともあるかもしれない」と云う風に皆さん思ってくださるからです。
本当にこのような状況の中で日々、明確になっていることがあります。それは女性が非常に大切な意味で世界の問題に貢献することができる。このことは日々新たに明らかになっていることです。日本は決してその例外ではありません。日本の女性の方々は抱えている課題の解決策の一部、自らがその解決策の一部であるという事を私は確信しています。しかも私は今回は皆様方のようなパワフルで強力で、素敵な女性にお会いすることができまして、その核心はもっと強くなりました。
今日は、昼食会には女性議員の方々ともお目にかかりました。これからどういう風に継続的に支援することができるか――いちばん良い方法というのは、とにかく努力、協力をして新しいやり方を見つけて、ネットワーキングしながら努力をしていくという事だと思います。そして我々が進歩する中で(我々が)求めていることが、より現実に近くなることを求めているという事ではないでしょうか。
結局は国連憲章が謳っていることこそが、我々の目的である筈であります。それは世界の男女が平等な立場に立ち、平等な権利をもってサービスにアクセスを持ち、そして同じようなチャンスを頂くという事であります。(それ)で、我々がやっていることと皆様は本当に同じ方向性を持って、同じ道筋を歩んでおられます。ですから皆様方の強力な支援に対して心より御礼を申し上げて、私の挨拶の結びと致します。
ありがとうございます。

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