◇UN Womenプレスリリース―2013年9月26日

  • 2013/10/04

永続的な和平構築に必須の女性の経済的エンパワーメント

第68期国連総会ハイレベル部会の国連和平委員会は、和平構築のための女性の経済的エンパワーメントに関する閣僚会議を開いた。この会議には国連和平委員会加盟国の25名の閣僚が出席し、プムジレ・ムランボ・ヌクカUN Women事務局長はじめ、ジュディ・チェング・ホプキンズ和平構築支援担当事務局長補佐などがスピーチをした。スピーカーたちは、女性の雇用と生産資産へのアクセスを優先させる必要性を求めるともに、女性の経済的エンパワーメントが戦火に疲弊した国の復興に重要な役割を果たし、持続的な紛争後の復興と地域の安定、和平、国家建設のカギを握る条件だと繰り返し述べた。

司会を務めた副首相兼外交・欧州問題担当相のヴェスナ・プシックは、「紛争の影響を受けた状況下での女性のエンパワーメントは、それが和平構築に意義ある貢献をするためばかりでなく、女性の平等権の実現の重要な要素であることにもよって、持続的かつ永続的な和平を確実にする」と述べた。

種々の調査によると、女性の経済的エンパワーメントは紛争後の時期には十分な関心を得ていないという。その理由は仕事の面で男性、とくに帰還兵が優遇され、女性は雇用の機会から遠ざけられてしまうからだというのである。また女性と女児は家族の世話という重い負担を背負わされると同時に、多くの暴力を受けるからでもある。

「紛争の状況下で女性のニーズが軽視されることは容認できません。紛争後は女性の仕事、土地利用、起業への投資も少なく、そのことが平和と安定をもたらす可能性を危ぶめています。和平交渉のテーブルやドナー会議、紛争後の優先課題を決める会合にはもっと多くの女性の出席が必要ですし、国際社会は女性の経済的エンパワーメントが緊急の復興計画や長期の和平構築に必ず優先されるよう求めることが必要です」と、プムジレ・ムランボ・ヌクカUN Women事務局長は述べた。

スピーカーの多くが、地方や国家の政府に女性の代表参画が少ないために、公共の政策決定に影響を及ぼすことができないことを繰り返し述べた。紛争後の政策や計画の立案に女性の優先課題やニーズが考慮に入れられる例が少ない現状を今こそ変えるべきだというのである。

女性の経済的エンパワーメントはその政治的エンパワーメントの如何に左右されていることを強調したジュディ・チェング・ホプキンズは、次のように述べた。「女性が議席の最少限界数である、最低30%、を占めれば、女性の土地や生産資産への平等なアクセス権、妻や娘の財産相続権、女性が家庭以外の公共の場や仕事を活用可能になると言った、女性に有利な法律を立案するチャンスができます。女性の代表参画はその経済的エンパワーメントと紛争後の社会の長期的な復興にとっての鍵です」と。

国連和平委員会の加盟国は、女性の経済的エンパワーメントが紛争後の経済活動の効率化と経済成長に必須のものであり、よりよい復興政策と持続可能な開発につながることを確認する宣言を発表した。

 

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