◇UN Womenプレスリリース―2013年10月10日

  • 2013/10/25

女性と女児に対する暴力根絶のための先駆的なノンフォーマル教育カリキュラムを開発

  UN Womenとガールガイド・ガールスカウト世界連盟、若者を努力の中心に

 

(ニューヨーク10月10日発)国際ガールズデーを機に、UN Womenとガールガイド・ガールスカウト世界連盟(WAGGGS)は「女児と女性に対する暴力をなくす」と題する、女性と女児に対する暴力根絶に関する新たな非公式ノンフォーマル教育カリキュラムを開発し、若い人たちを暴力防止活動の中心に置くことを決めた。

 この種のものでは初の試みである「女児と女性に対する暴力をなくす」は、5歳~25歳の様々な年齢グループを対象とする男女共学カリキュラムであり、女児や男児、若い女性や男性に、それぞれの地域社会における暴力の根本原因を理解させるツールと専門知識を教え、その仲間や地域社会を巻き込んだ教育によってそうした暴力を防止するための教育を施し、暴力を受けた場合にどこに支援を求めるかを学びとらせるものである。若者の組織や国連のパートナー、政府と協力して、UN WomenとWAGGGSは世界中の若者を対象とするカリキュラムを実施する。このカリキュラムは各国の背景に合わせて、それぞれの地域の言語に翻訳され、2020年までに推定500万人の子供や若者の手元に届けられる予定である。

 「女児に力をつけ、ジェンダーステレオタイプを打ち破り、真の社会変革を達成する質の高い教育を拡充することが必要です。教育は女性と女児に対する暴力の根絶に重要な役割を果たしますし、それを前進させるにはパートナーシップが重要です。私たちはWAGGGSとのパートナーシップによって、暴力根絶に向けたこの先駆的な試みに取り組むことを大変喜んでいます」と、プムジレ・ムランボ・ヌクカUN Women事務局長は述べた。女性と女児の3人に1人が生涯のうちに虐待を経験しており、女性に対する暴力は最大の人権侵害である。ジェンダーに基づく暴力は幼い時期から始まり、女児や若い女性は取り分け被害を受けやすい。性的暴力の50%以上は16歳以下の女児に対して行われており、世界全体では、3人に1人の女児が18歳になる前に、また9人に1人が15歳以前に結婚させられている。

 「世界中の女児や若い女性と話し、彼らにとって大切なことは何かと尋ねたところ、女児や若い女性に対する暴力の問題に取り組む活動を主導していきたいと思っており、WAGGGSが自分たちと一緒にそうした活動をしてほしい、と答えました」と、WAGGGSのメアリー・マックフェイル世界連盟事務局長は述べ、「私たちの『女性と女児に対する暴力をなくす』キャンペーンの一部として、「暴力反対の声」は私たちの最初の反応であり、このプログラムによって、抵抗のささやきを、暴力を止めよという怒りの叫びへと進めることを目指しています」と付言した。

 この新しいカリキュラムは、暴力の防止は、ジェンダー平等をめぐる規範が形成される幼い時から、女児と男児にお互いに尊敬し合う関係とジェンダー平等に関する教育を施すことから始めるべきだという認識から生まれた。効果的な防止努力には世代を超えたアプローチを伴いつつ、学校や地域社会内で活動をして、若い人たちにジェンダーステレオタイプや差別や暴力に挑むのに必要なツールを与えることが必要である。

WAGGGSの会員は、このカリキュラムの年齢に応じた段階にわたるプログラムを終了すると「バッジ」を取得できます。プログラムは最年少グループを対象としたジェンダーバイアスとステレオタイプについて考えさせる物語の読み聞かせやゲームをはじめとして、年長グループはポスター・コンテストを組織したり、地元のシェルターを訪れてボランティア活動をしたり、地元社会を基盤とするキャンペーンやプロジェクトを開発して女児と女性に対する特定の形態の暴力に取り組んだりするなど幅広い内容となっています。

 

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