国内委員会の年次報告に寄せるバチェレ事務局長のメッセージ

  • 2012/11/03

UN Women の創設に際して、国際社会は、ジェンダー平等と女性の権利は世界的に避けて通れない課題であるとの強力なメッセージを発しました。蔓延する女性に対する暴力と差別を根絶するための、より強力な行動を起こすグローバルな「擁護者」を国連に置くという、数百万の女性と女児の夢を実現するまでには、4年間の懸命な努力が必要でした。
私は、UN Women が変革の旗手としての期待に沿うべく、新たなエネルギーを提供し、中核となる考えや価値観に従って、全世界の男性、女性、若者をジェンダー平等に向けた共通の努力のために協働させたいとの決意をいたしております。
UN Women 創立から 2 年目の今年、さらなる成長に向けた土台づくりと計画すべきことはたくさんあります。共に活動することで、私たちは、女性の政治参画とリーダーシップの拡充、女性の経済的エンパワーメントの増強、女性と女児に対する暴力の根絶、和平の達成と構築に果たす女性の役割の増進、ジェンダーに対応する計画案や予算案の作成への支援、といった UN Women の優先領域においてより一層の前進を図ることができるのです。
こうした私たちの努力のすべては人権に根ざしているものです。
ジェンダー不平等はどこか一つの国や社会だけに限られた問題ではありません。普遍的な問題であるのです。したがって、より一層の前進を遂げるために、全ての国にパートナーが必要なのです。また、あらゆる政治の担い手――財務省、通商省のみならず保健省や教育省などを含む――に、女性の権利と平等な機会を前進させることは正しいことであるばかりでなく、社会的な結束、政治的な安定、経済成長にとって必須のことであると確信させるよう努力することも必要です。
国内委員会はジェンダー平等についての認識を高めさせ、UN Women の優先領域における対策を提唱するうえで、重要な役割を果たしています。国内委員会とそのメンバーの皆様が UN Women のプログラムに拠出してくださり、それによって女性と女児の生活やその社会に真の変革がもたらされていることに、深甚なる感謝の意を表したいと思います。
今後に目を向けますと、私たちには成し遂げなければならない幾多の興奮を誘う、野心的な仕事が控えています。UN Women 国内委員会との強力なパートナーシップが、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントをさらに前進させるものと、期待いたしております。
UN Women 日本国内委員会理事 平野和子訳
2012年10月23日配信

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