ナイジェリアの女子学生拉致事件に再び抗議声明発表

  • 2014/05/16

娘たちを返して!:

ナイジェリアで200人以上の女学生が拉致した犯行集団に、UN Women ヌクカ事務局長等が強く抗議

UN Womenのプムジレ・ムランボ-ヌクカ事務局長と国連人口基金のババトゥンデ・オショティメイン事務局長が論説記事を共同執筆

2014年5月7日

3週間前、200人の女学生が真夜中に保護を装った兵士にとらえられた。実際にはこの兵士たちは過激派で女学生を拉致して寮に火をつけた。少女たちの行方は今もってわからない。

これはナイジェリア東北部のチボクという町で起こったことだが、自分たちの町で起こったら、と想像してほしい。

この恐るべき犯罪は人間性への冒涜で、世界中が怒りをこめて行動することが求められている。我々には両親、ナイジェリア国民や政府と手を組んで少女たちを無事に家に返す責任がある。

このような大規模な女性・女児の人権侵害には全世界が立ち上がってアクションをとる必要がある。もう時間がない。ナイジェリア政府はすばやく行動してほしいし、全世界の支援も欠かせない。

我々は少女の拉致は許されないというメッセージを声を大きくして伝えなくてはならない。

人権は不可分で、普遍的である。それなのに女性・女児は計画的かつ大規模にターゲットにされ、襲われ、人身売買され、奴隷と化している。世界的にみると3人のうち1人の女性がその一生のどこかで暴力を経験している。

どこの国でも女性・女児にとって、暴力やその恐怖は日常茶飯事である。紛争地域や過激派がいるところでは、暴力はさらに大きな脅威となる。

ナイジェリアでの女学生拉致事件は衝撃的で全世界が直ちに対応する必要がある。何人かはジープから飛び降りて家にたどり着きその時の様子を語っているがほとんどの少女の行方は今もって分からない。

両親、教師、友人たちは少女たちの解放を訴え続けている。その一方で少女たちはナイジェリアの国境を越えて花嫁として売られたり、性奴隷として人身売買されているという報告が流布している。

ナイジェリアや他国でも、両親や賛同者が赤を身に着けて抗議デモを始めている。少女たちの無条件解放を求めてたくさんのメディア記事が氾濫している。ハッシュタグ、#BringBackOurGirls や#BringBackOurDaugthersが世界を駆け巡っている。この少女たちがターゲットにされたのは単に学校に行っていたという理由だけなのだ。彼女たちは教育権を行使しただけなのにボコ・ハラムというイスラムグループによって拉致された。

子供を襲ったり、学校を標的にすることはどんな状況であれ正当化できない。

少女や若い女性たちは暴力の恐れなく学校で学べなくてはならない。そうすれば平等な世界市民として当然の役割を果たすことができる。学校は子供たちが平和に学び成長していける安全な場所であり続けなくてはならない。

女性・女児は脅しや迫害、その他のあらゆる差別を受けずに社会生活に平等に参加できる権利を持っている。過激派がこの権利を奪って我々や社会を後戻りさせるなどもってのほかである。

我々はすべてのひとびとが固有の価値、尊厳、人権を平等に持っていると信じる人たちによりそう。我々は拉致された少女たちの両親や家族によりそう。我々が効果的な行動をとらなければ、女性・女児を餌食にする人たちは大胆な犯行を重ねることになるだろう。

全世界は一つになって、この少女たちを救い、犯人を裁き、特にこのような蛮行が二度と起こらないよう全力を尽くすべきである。

– 詳細は以下を参照のこと。 http://www.unwomen.org/en/news/stories/2014/5/nigerian-girls-oped#sthash.VRvjErT3.dpuf

 

国連ウィメン日本協会 理事 本田敏江訳 2014.5

Comments are closed.