北京+20UN Women<7月のテーマ>・・・意思決定における女性

  • 2014/07/26

北京+20UN Womenキャンペーンの7月のフォーカスは「意思決定と女性」

政治力と意思決定権を持つ女性たち – 民主主義のための発言権を強化する
政治力を持ち、意思決定権を持つ女性の立場を強化することは、第4回世界女性会議の12の行動綱領の1つです。女性により大きな発言権を与えることは変化を達成する要であり、女性のリーダーシップと政治参加を促進することは、UN Womenの7つの優先テーマの1つです。UN Womenは世界中で、女性の政治家候補者の潜在能力を向上させるトレーニングや、有権者向けのジェンダー平等についての教育プログラムなどを提供しています。

アフリカ
ケニア: 2010年の新憲法において新たに政治的かつ経済的な権利を勝ち取れるよう、UN Womenは女性たちを支援しました。2013年3月の選挙では政府の役人や政治政党と一緒に活動し、立候補者リストに女性を含むことを確実にしました。また、900名近くの女性候補者に対して全47区でトレーニングを行いました。3月4日に行われた国政選挙の結果、議席の5分の1を女性議員が占めました。これは選挙前議席数の2倍です。

ジンバブエ: 2013年7月の総選挙で女性議員の数は2倍以上になり、歴史的な数字となる35パーセントに達しました。これは、3月に国民投票で認められた割り当て制度に大きく起因しています。UN Womenと国連開発機構が支援してきた立法ロビーグループの10年にわたる奮闘の末の大きな勝利でした。

マリ: 2013年7月の大統領選挙に先駆け、女性投票者が意見や情報が交換できる公正かつ暴力のない選挙のために、UN Womenは女性による監視機構作りを支援しました。

セネガルおよびシエラレオネ: セネガルおよびシエラレオネの「シチュエーションルーム(危機管理室)」に触発されて、マリの監視機構が作られました。

中南米
UN Womenは選挙活動期間中、意思決定者へのジェンダー問題についての技能訓練提供と意識向上のための取り組みを行っています。

ホンジュラスおよびエルサルバドル: UN Womenが国連開発計画と共に企画した一連のセミナーが架け橋となり、エルサルバドルでは地域選挙、議会選挙の場において、候補者リストの30パーセントを女性が占めなければならないという「政治政党法」が可決されました。

ウルグアイ: 2009年の法律では立候補者名簿に記載される候補者のうち、少なくとも30パーセントは女性であることが保証されています。UN Womenは国連開発計画および国連人口計画と共に、2014年10月の総選挙に向けて4つの政党に所属する25人の若いリーダーたちをトレーニングしています。

ブラジルおよびパラグアイ: 原住民部族が自分たちで活発に女性集会を組織できるように、部族の女性リーダーたちを支援しています。第1回集会は2013年4月に開催され、参加者は500人を超えました。

パナマ: 2012年11月、ラテンアメリカとカリブ海の若い女性たちのリーダーシップ能力と政治参加を高めるため、UN Womenは国連開発計画および国連人口計画と共に地域フォーラムを企画しました。ラテンアメリカとカリブ海の25カ国の若い女性たち80人が参加しました。

アラブ諸国
女性たちが公共サービスを利用し易くなるように、UN Womenは国連公共サービス賞の中に「ジェンダーに対応する公共サービスの推進」という特別なカテゴリーを設けました。

モロッコ: 女性の意思決定権の弱さに対して地域レベルで改革を行ったことが認められ、2013年6月に上記の賞が与えられました。

イラク: UNウィメンは女性候補者たちと改革に向けて活動中です。昨年4月の地方選挙では暴力によって14人の候補者が殺害されるという状況の中、300人の女性候補者たちがUNウィメンとイラク財団からトレーニングを受けました。国会において少なくとも4分の1を女性議員とするという割り当て制度が適用された結果、多くの女性候補者が当選しました。

アジア太平洋地域
パキスタン: 2013年5月の総選挙では1,500万人の女性が投票しました。これは総投票者数の40パーセントに当たります。これほど多くの女性たちが投票したことは初めてで、選挙委員会とUN Womenの取り組みの賜物に他なりません。

中国: 2013年1月、情報収集と意識向上の目的で、UN Womenと全中国女性連合は北京で2日間のワークショップを行いました。女性の政治参加が最も遅れている地域の1つにおいて開催された、初の「女性の政治参加を推進しモニタリングする、アジア太平洋地域におけるワークショップ」には、政府系、非政府系合わせて70人のリーダーが集いました。

東南アジア: 公共の場での発言権を求めて、8つの異なる国の原住民女性たちがタイのチェンマイで「原住民女性に対する暴力に反対する」会合を開きました。支援したのはアジア原住民協定団体とUN Women(東南アジアにおける女性の人権向上に関する地域プログラム)です。

ヨーロッパおよび中央アジア
アゼルバイジャン、ロシア、カザフスタン: 「家事労働者の適正な仕事に関する条約(ILO 189号条約)」に沿って家事労働者の権利を守る意識を向上させるため、UN Womenは労働組合の女性組織とNGO団体を支援してきました。現在は、ILO 189号条約採択と、国策や法令にILO 189号条約を反映させるという目標に向けて、これらの国々で共にロビー活動を行っています。

翻訳ボランティア 小島信江訳

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