北京+20UN Womenキャンペーン<8月のテーマ>・・・女児

  • 2014/08/21

ナイジェリアの少女たちに、教育こそ前進への扉の鍵

agba
ナイジェリア育ちのネンナ=アグバは世界中に知られた『アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル』に出演したことで人気を博しています。テキサス州立大学で化学の学士と都市研究修士を取得、4人の妹たちの教育を援助、ナイジェリアの学校で少女たちに奨学金を提供するNGO法人「ケチーズ・プロジェクト」の顔として活躍しています。

「私は、男子を産んだ女性しか認められない社会、男性として生まれれば優位な立場を保持するナイジェリア文化で育ちました。11歳の時、一番下の妹の出産のため母に付き添い、無資格の医者にかかって母が亡くなるのを目の当たりにしました。
母は男子を望む因習の中で出産を繰り返したため命を落としました。この大きな出来事が、ナイジェリア社会での女性としての私の生き方に強い指針を示してくれたのです。
その後人生に教育の必要性を感じ渡米し学士と修士を取得したおかげで、妹に教育を受けさせることができ、教育こそ、伝統的規制を乗り超えた未来を手に入れられると知ったのです。
ナイジェリアだけでなく世界中の少女たちにとって、教育こそが成功の扉を叩くチャンスを与える鍵です。教育を受ける権利は基本的人権であり、私たちも当然その権利を持っていると確信します。経済的・政治的・社会的に劣っていると押しやられ続けた伝統文化の下層階級から女性が上部にのぼる唯一のチャンスと言えます。従属的立場から脱出できたのは教育によって権利を与えられたからです。良い教育が少女たちに社会の一員としての自覚を目覚めさせます。
教育が経済的自立を可能にし、政治参加への道を開き、女性に対する暴力撲滅を阻む行動規範とどう戦うかを教えてくれます。国内にはびこる性的差別文化と対照的な別の文化を教えてくれるのが教育です。このような啓発こそがボコ・ハラムのようなイスラム過激派組織に脅威を与えるものです。
注:http://www.unwomen-nc.jp/2989http://www.unwomen-nc.jp/2940s  参照

girlchild

解決には多くの時間とたゆまない努力が求められます。母の死は湾曲した性差別を助長する不公平な社会規範の産物にほかなりません。社会の慣習は過去の世代によって作られたものであり、未来の国民は教育を通じて新しい規範に基づく文化を構築して行きたいものです。
私は楽観主義なので、世界を変え女性のステータスを改善出来ると信じます。世界は一つだと言う基本信念で、指導者も国民も女性差別撤退を推進させましょう。
「娘を返して!」救いを求める叫び、非情な誘拐事件に血の滲む思いですが、政府はこれ以上女性・女児の苦しみを無視しないだろうという一縷の望みに頼らざるを得ません。ボコ・ハラムは前進を阻むものだとわかっているのに、少女たちを守れないのは誰も行動を起こさないからです。少女たちはただ単に教育を望んでいるだけなのですが…。
ナイジェリアの女性は国家の一員として公認されるに値し、そうあるべきと熱望してやみません。それには、教育こそ夢を実現する歯車にほかならないのです。」

翻訳ボランティア 齋藤千秋訳

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