インドの男性、HeforSheキャンペーンで金メダル

  • 2014/10/11

女の赤ちゃんを堕胎から救う

2014年8月31日

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インドのラジャスタン州に住むラフィク・パタン氏は、女の赤ちゃんの堕胎をやめさせ、女の子が幸せで生産的な人生を送れるよう手助けしている。彼は女子への差別をやめさせようと第一線に立ち、象徴的な意味で女の子が生まれると1本づつ果物のなる木を植えている。
彼は男性がかつて足を踏み入れたことのない困難な道を歩んでいる。男子を女子より尊重する親たちの心や考え方を変えようと、草の根の提唱活動を担っているのだ。彼は辺境の地にある貧しい4つの村の評議員リーダーに選ばれ、とてもユニークな戦略を取り入れている。ジェンダー平等活動を環境保護と融合させ、評議員リーダーとしての影響力を利用して女子の支援に取り組んでいるのだ。

インドのある地域では法令が厳しく禁じているにも関わらず、赤ちゃんの親はその性別を見分けるために定期的に超音波検査を受けている。そして女だとわかると中絶する。理由は色々あるが、娘が結婚する時にいまだに支払わなければならない持参金であったり、息子が年老いた両親の面倒を見てくれるのに比べ、娘は嫁ぎ先に縛られるという考えなどである。ラジャスタンでは女の赤ちゃんの堕胎のせいで男女の性別が大幅に歪んできた。2011年の国勢調査では6歳以下の子供のうち女子が888人で男子が1000人であった。

因習と身動きの取れないジェンダー規範と闘うため、彼は村全体を巻き込んで堕胎をやめさせようと活動している。女の子が生まれると聞くと産婆さんを妊婦のもとに送り、村人や医療従事者と相談する。赤ちゃん誕生をふれまわり、妊婦のニーズに対応し、コミュニティーでお祝いする。貧しい家庭に女の赤ちゃんが生まれた場合には、その家族経済的負担を軽減し、赤ちゃんにも良い人生を歩ませようと養子縁組までになっている。
「彼女のために彼ができること(heforshe)キャンペーン」の提唱者で、教育の強力な信奉者でもある彼は、女の赤ちゃんが生まれるとその子の将来の学校教育のためにコミュニティー基金を手当てしている。

コミュニティーの考え方を変えようとする彼の努力は、新聞の報道により世界的な評判をとった。州政府もこれを認めて彼のエコ・フェミニズム運動に金メダルを贈呈した。

 

国連ウィメン日本協会 理事 本田敏江 訳

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