ジェンダー平等について、若者4人のリーダーの声

  • 2015/02/24

写真エッセー:彼らは北京会議(第4回世界女性会議)に参加していなかったのだが・・・

2015年2月4日付け

4人の若いリーダーたち

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(2月3日ニューヨークで開催された、国連経済社会理事会若者フォーラムで、国連ウィメンが企画した「ジェンダー平等と若者:北京行動綱領から20年、そして今後の開発枠組みに向けて」と題した公開討論会で演説をした4人の若いリーダーたち。撮影:国連ウィメン/ライアン・ブラウン)

この中には、1995年当時生まれてさえいなかった人もいます。この年、北京行動綱領が採択され、今年はその20年目に当たります。しかし、彼ら若者の意見は、明らかに実際的重要性を持っています。4人の若く意欲的な活動家は、ジェンダー平等が彼らにとってどんな意味を持っているかを伝え合い共有しました。われわれは彼らと一緒に、北京行動綱領が次世代の彼らにどんな意味を持ち、変化をもたらす上で、若者がどのように係われるかについて、その行動や考えに対する彼らの意見をまとめ上げることになるでしょう。

① ビビアン・オナノ

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(ビビアン・オナノ、ケニア出身、23歳、国連ウィメン・グローバル市民社会アドバイザリー・グループの教育問題広報担当及び、「ワールド・アット・スクール(世界中の子供に教育を)」のグローバル若者代表。撮影:国連ウィメン/ライアン・ブラウン)

「ここは誰とでも話せる対話の場であり、どんな人の意見も重要です。ほとんど常に、ここで対話が始まり、そのまま続いていくのです。ここでの対話の内容を、活動現場や地域に伝え、開かれた議論を引き起こし、男女の区別なく、すべての若者に積極的参加と貢献を促すことが私たちの責任です。・・・私がこの場にいるのは、私の意見が重要な意味を持つと信じるからです。ジェンダー平等の問題は、長年、目立たない所で論じられてきました。私はそれを誰もが注目する表舞台に持ち出したいのです。私は楽観的に考えています。私は、2030年までには、ジェンダー平等が実現すると思っています。私はそれを他のどの選択肢よりも優先させるつもりです。私はその実現に向けて着実に歩んでいます。」

② ミルナ・イネス・フェルナンデス

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(ボリビア出身、25歳、EMI大学教授、ガールガイド・ガールスカウト世界連盟員。撮影:国連ウィメン/ライアン・ブラウン)

「若者は、従来の枠にとらわれない考え方の先導者です。男らしさ・女らしさの新たな定義を自ら創り出し、ジェンダー不平等の根本原因である固定観念を打破することができます。ジェンダー平等に関する私の将来展望は、女児や若い女性が自然体で振る舞い、何の恐れもなく指導力を発揮するためのスキルを磨くことができる世界です。重要なことは、私たちが、ジェンダー不平等のもっと深い原因を考慮に入れることです。各国政府は、その原因を究明するのに有効なメカニズムを構築する必要がありますが、私たち若者こそ、その原因究明に重要な役割を担っているのです。」ミルナ・イネス・フェルナンデス

③ ダクシタ・ウィクレマラスネ

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(スリランカ出身、24歳、ソーシャルワーカー、国連ウィメン・グローバル市民社会アドバイザリー・グループ員。撮影:国連ウィメン/ライアン・ブラウン)

「ジェンダー平等についての話し合いは、本当に早期にスタートさせなければなりません。この話を幼稚園で始めたらどうでしょうか。北京行動綱領が採択された時、私は5歳でした。この20年で状況は大きく変化しました。まず第一に、ジェンダー平等について批判されることは、昔に比べたらずっと少なくなりましたし、人々は、私たちが願うほどではなくとも、それについて前よりも自由に話しています。・・・ジェンダー平等は男性にとって重要かですって?もちろんです。なぜなら、不平等は男女双方にとって損になるからです。・・・将来いつか、あなた方のことを尊敬し、あなた方のようになりたいと思う人たちが出てくるでしょう。あなた方が願うような変化が生まれれば、世界は変わるでしょう。」

④ メリッサ・ルビンボ・クブボルノ

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(ジンバブエ出身、17歳、ロザリオ記念信託・YWCA職員。撮影:国連ウィメン/ライアン・ブラウン)

「お人形ではなく、おもちゃの自動車で遊びたい女の子、もしくは、本当はお人形で遊びたいのに自動車で遊ばなければならない男の子から、ジェンダー不平等が始まるのです。それは、単純な物事に関することなのです。・・・私について言えば、私が物理学を学びたい時、先生にそれは男子がやる科目だと言われずに、物理の勉強ができるということです。・・・私たちは発展途上国で暮らす8億6000万人の若い女性・女児です。しかし、単に8億6000万という統計上の数字に留まるのではありません。私たちには8億6000万の夢があり、考えがあり、変化をもたらす力があるのです。・・・変化は、最小の地域でもはっきり分るように、もたらされる必要があります。私たちは、従来からのリーダーたちと話し合わなければなりません。必要なことは、男性と共同で彼らに働きかけることです。そうすれば、彼らは、ジェンダー平等が女性だけの問題ではないと分るのです。」

 

世界中で、ジェンダー平等・それが重要である理由・なすべき行動について、地域社会の理解を求め人々を駆り立てるために、日々活動している何百万人もの若者がいる。以上4人の活動家がここで提示した意見は、世界中から寄せられたこれら若者たちの考えを代弁している。この4人の若きリーダーは、2015年の国連経済社会理事会若者フォーラムの一環として、国連ウィメンが企画した「ジェンダー平等と若者:北京行動綱領から20年、そして今後の開発枠組みに向けて」という公開討論会で演説をした。同フォーラムで述べられた、彼らの主要なメッセージの要旨は、アーカイブ・ウェブサイトでご覧ください。

訳 翻訳ボランティア 上田恵美

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