持続可能な開発目標5(ジェンダーの平等)達成に向けた市民社会戦略

  • 2016/01/16

UN Women市民社会諮問グループのメンバーと市民社会パートナーが、2030年までにジェンダー平等の達成を目指すパートナーシップ戦略を共有するため、ニューヨーク市でUN Womenグローバル市民社会対話を行いました。

 

持続可能な開発目標5(ジェンダーの平等)達成に向けた市民社会戦略

2015年11月25日

11月23日、24日にニューヨークで行われた会合に世界各国から参加したUN Women市民社会諮問グループのメンバー 撮影:ライアン・ブラウン

11月23日、24日にニューヨークで行われた会合に世界各国から参加したUN Women市民社会諮問グループのメンバー 撮影:ライアン・ブラウン

「プラネット50-50、平等な地球社会」の2030年までの達成に向けた戦略を議論するため11月23日、24日の2日間、世界各国から女性の権利の擁護者であり、UN Women市民社会諮問グループのメンバーでもある約150名がニューヨーク市に集結しました。このグローバル市民社会対話では、多様な背景を持つ女性たちが集まり、UN Womenと協力しながら各地域において、またグローバルに持続可能な開発目標(SDGs)をどのように達成していくかについて話し合いました。

2000年に採択された国連ミレニアム開発目標(MDGs)が今年達成時期を迎えたことを受けて、プムズィレ・ムランボ=ヌクカUN Women事務局長は、SDGsがその目標を引き継いでいくと説明しました。

会議の開会の挨拶を行うプムジレ・ムランボ-ヌクカUN Women事務局長 撮影:UN Women/ライアン・ブラウン

会議の開会の挨拶を行うプムズィレ・ムランボ=ヌクカUN Women事務局長 撮影:UN Women/ライアン・ブラウン

「2030年に向けて大きな影響を与えるような協働計画を議論する場として、この会議が有意義な機会となることを期待します」と開会の挨拶をし、次のように述べました。「これは、アジェンダ2030でも謳っている共通の繁栄のため、人間のため、地球のため、そしてパートナーシップのための行動を計画する場です。この会議ではUN Womenの結束力を活かし、ロードマップを作成して2020年と2025年までに世界各国が到達すべき目標を定め、2030年までには主要目標を達成できるような話し合いが行わなければなりません。」

ムランボ=ヌクカ氏は、世代を超えた活動を起こし、若者と強く結びついて行くことの重要性を訴えました。「本質的で不可逆的」な変化を遂げることで女性をエンパワーしてジェンダーに基づくあらゆる形態の差別と闘うためです。また、アジェンダ2030にある主要なジェンダー平等のコミットメントについて政府に責任をもって実行してもらうための戦略を協力して策定するよう参加者に呼びかけました。

プラネット50-50達成に向けた戦略会議のためにニューヨークに集結したUN Women市民社会諮問グループのメンバーとして活動する女性の権利擁護者約150名 撮影:UN Women/ライアン・ブラウン

プラネット50-50達成に向けた戦略会議のためにニューヨークに集結したUN Women市民社会諮問グループのメンバーとして活動する女性の権利擁護者約150名 撮影:UN Women/ライアン・ブラウン

①各国政府の進捗状況を追跡してランク付けするシステムを構築する、②各国政府と協力して活動する市民社会アドバイザーを派遣する、③ジェンダー平等についての対話に男性を取り込む活動を強化する、④限られた資源の有効活用について戦略をたてる、の4点が地域別、テーマ別のグループから提案されました。

「まず各国の統計局を強化する必要があります。必要なものは十分なデータだからです」と、アフリカ担当の調査委員であるエスター・ムワウラ‐ムイル氏が述べました。「項目別のデータを正しく分析することができれば、目標を達成することができます」。また、国家レベル、地域レベルの既存のジェンダー平等の枠組は現在十分活用されていないが、その枠組みを活用してステークホルダーに責任を負わせることができるのではないかと提案しました。

各国の女性の権利擁護者が意見交換する機会となったグローバル市民社会対話 撮影:UN Women/ライアン・ブラウン

各国の女性の権利擁護者が意見交換する機会となったグローバル市民社会対話 撮影:UN Women/ライアン・ブラウン

前進するためには、評価によって達成した目標、未達成の目標を明確にすることが重要であるとアジア太平洋地域からのメンバーが指摘し、「新たな戦略を策定する前に、まず、何が効果的だったか、何が効果的でなかったかを厳格に評価することが必要です」と、ナンディタ・シャーは述べました。また、持続可能な開発目標の実施戦略は各地域の状況に合わせて柔軟に対応させることが可能であることもつけ加えました。

「SDGs、北京行動要領、国連安保理決議などの多くのコミットメントが実現されれば、世界中の苦しみを止めることができます」と、UN Women市民社会部局長であるロパ・バネルジーは全体会議で述べました。「私たちが今こうして2日間のグローバル市民社会対話に参加しているのは、まさにそのためです。痛みを止め希望を取り戻すため、ともに活動する方法を見つけましょう。」

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UN WOMEN WEEKLY NEWS UPDATE(2015.12.1より)

翻訳協力:武藤洋子(実務翻訳スクール.com)

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