UN WomenのHeForSheインパクトCEOらがジェンダーに関するデータを発表 しました

  • 2016/03/03

フォーチュン500*から選出されたUN WomenのHeForSheインパクトCEOらがジェンダーに関するデータを発表

2016年1月22日午前4時

世界を代表する企業10社が、UN Womenが初めて発表した“HeForShe Parity Report”の中で、自社の管理職と取締役会に関する詳細など、従業員のジェンダー多様性に関する新しいデータを開示しました。

UN Womenインパクト・チャンピオンらとUN Women親善大使エマ・ワトソン、プムジレ・ムランボ‐ヌクカUN Women事務局長 写真UN Women/セレステ・スローマン

UN Womenインパクト・チャンピオンらとUN Women親善大使エマ・ワトソン、プムジレ・ムランボ‐ヌクカUN Women事務局長
写真UN Women/セレステ・スローマン

 

ダボス(スイス)-世界を代表する企業10社が、UN Womenが初めて発表した“HeForShe Parity Report”の中で、自社の管理職と取締役会に関する詳細など、従業員のジェンダー多様性に関する新しいデータを開示しました。ダボスで開かれた世界経済フォーラム(通称:ダボス会議)に企業のトップが集結し、プムジレ・ムランボ-ヌクカUN Women事務局長兼国連事務次長とUN Women親善大使エマ・ワトソンが同席した場でデータが公表されました。

昨年のダボス会議で開かれた2015年UN Womenセッションで、ジェンダー平等推進の気運を高めようと、UN WomenはHeForSheキャンペーンのイニシアチブ「インパクト10×10×10」を発表しました。HeForSheでは、世界の政府、企業、大学からそれぞれ10名の主要な意思決定者に参加してもらい、トップから変革を起こすことを目的とした「インパクト10×10×10」を設けました。

企業のインパクト・チャンピオンはこのプログラムに参加してから、ジェンダー平等を組織の優先事項としてきましたが、ダボス会議で示した企業の透明性は、そのコミットメントを評価する指標となり、他の企業が行動を起こすきっかけになるでしょう。報告書のデータは、全従業員中の女性の割合と管理職に占める女性の割合に大きな隔たりがあることを示しています。10社の女性従業員の割合は平均39.7%ですが、上級管理職における女性の割合は最低11%から最高でも33%にとどまっています。これら10社の数値は世界平均を上回ってはいますが、UN Womenは2030年までにプラネット50-50を実現するためのジェンダー平等推進の一環として、ジェンダー格差解消を目標と定めています。各企業のコミットメントは、この目標を達成するには様々な方法があることを示しています。

企業インパクト・チャンピオンに選出された10社は、アコーホテルズ、バークレイズ、コチ・ホールディング、マッキンゼー・アンド・カンパニー、プライスウォーターハウスクーパース、シュナイダーエレクトリック、タッパーウェア・ブランズ、ツイッター、ユニリーバ、ボーダフォンです。

プムジレ・ムランボ-ヌクカUN Women事務局長兼国連事務次長は、「自社のジェンダー平等のプロファイルを公表されたこの10社の勇気と、根本的な変革をもたらそう
とする真摯な姿勢に敬意を表します。10社は、世界的な通例だと私たちが思っていること、つまり、指導的な立場においても正規雇用においても、女性の数が常に少ないということを詳細に示してくれました。これらの企業の経験を通じて、ビジネス界を変革するための解決策を見極め、その解決策を調整していくことで、最終的には平等な世界を実現できるのです。10社は、ジェンダー平等問題に対する企業のリーダーシップがどのようなものかを具体的な形で示しています」と語りました。

国連はこのようなパートナーシップを「持続可能な開発のための2030年アジェンダ」達成のための主要な取り組みとしており、ジェンダー平等を1つの独立した目標として、またその他の目標の不可欠な要素として、優先事項と位置づけています。そのため、今回示された企業の透明性は取り組みの進展をはかる上で必要不可欠です。

インパクト・チャンピオンは、ジェンダー平等の重要性と平等達成への進展が必要に迫られていることを認識し、データの開示に踏み切りました。ジェンダー比率の基準データを定期的に公表することを約束したのです。

今回の報告書では、以下の点も明らかになりました。

・ タッパーウェア・ブランズは役員の40%、新入社員の61%が女性であり、これらの点においては10社中最もジェンダー格差解消が進んでいる。

・ アコーホテルズとタッパーウェア・ブランズは役員のジェンダー格差解消(40~60%)を達成している。インパクト・チャンピオン全体では、女性取締役の割合は28.6%。

・ 10社全体では新入社員の39.9%が女性。新入社員のジェンダー格差解消を達成しているのは、バークレイズ、プライスウォーターハウスクーパース、タッパーウェア・ブランズ、ユニリーバの4社。

社員の全体像と企業幹部の詳細な状況の両方を示す数値として、4種類のデータが全10社の基準となるベースラインとして選ばれました。そのうち3つは各企業における現在の女性の割合を示し、残り1つは今後企業が進む方向を示すものです。各企業の2014年の数字も発表されています。これは10社共通のスタート地点であり、「インパクト10×10×10」開始当初の各企業におけるジェンダー構成を示すものです。報告書の中では、以下の4つの項目ごとにジェンダー比率が公表されています。
1.会社全体
2.上級管理職
3.取締役会
4.新入社員

*フォーチュン500:米経済誌フォーチュンが毎年発表している世界企業番付の上位500社

UN WOMEN WEEKLY NEWS UPDATE(2016.2.1より)

翻訳協力:本多千代美(実務翻訳スクール.com)

Categories: News, 本部

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