「パキスタンで、サッカーが変える女性の人生」という記事を紹介しています。

  • 2016/06/16

日付:2016年4月11日
執筆:ヘンリエッテ・ビョルゲ、ファリア・サルマン
パキスタン、イスラマバード ―サッカー大会に参加した各国の大使や外交官の多くは、何年もサッカー場に入ったことがありませんでした。もちろん、ナショナルチームを相手にサッカーの試合をしたことなどありません。それでもプレーしようと決めた参加者たちは、国連の開発と平和のためのスポーツの国際デーを思い出に残る意義深い一日として祝うことになりました。

写真:UN Women/アティフ・マンソール・ハーン

写真:UN Women/アティフ・マンソール・ハーン

4月10日、UN Womenはセレナ・ホテルズと共同で、誰一人置き去りにしない社会、ジェンダー平等、若者のエンパワーメントを実現するツールとして、サッカーがいかに強力であるかということを示すため、サッカー大会を開催しました。そして、パキスタンの女子サッカーナショナルチームとラワルピンディのヤング・ライジング・スターズ(YRS)の女子選手、各国の大使と外交官、国連の高官らが親善試合に参加しました。

写真:UN Women/アティフ・マンソール・ハーン

写真:UN Women/アティフ・マンソール・ハーン

このサッカー大会は、開発と平和のためのスポーツの国際デーを記念するイベントとして、セレナ・ホテルズ・スポーツ外交イニシアチブとUN Womenの「2030年までにプラネット50-50を実現:ジェンダー平等に向けて行動を加速させよう」キャンペーンのもと、イスラマバードで唯一のFIFA公認サッカー場であるトータル・フットボール施設で行われました。

写真:UN Women/アティフ・マンソール・ハーン

写真:UN Women/アティフ・マンソール・ハーン

イベントの幕開けは、パキスタン・ナショナルチームとYRSによるエキシビションマッチで、両チームはパキスタン女子サッカーのひたむきさ、スキル、情熱を見せてくれました。その後、ナショナルチームとYRSの選手、大使、外交官、国連高官からなる4つの混合チームで、6人制16分マッチのトーナメントが行われました。プラネット50-50チーム、ユナイト(UNiTE)チームは善戦しましたが、HeForSheチームと持続可能な開発目標5(SDG5)チームが決勝戦に進出しました。親善試合の決勝戦は2対2で引き分けのまま、両チーム3本のキックによる目の離せない興奮のPK戦に入りました。HeForSheは2ゴールを決め、ナショナルチームのキャプテン、ハジュラ・ハーンがSDG5のキックを2回セーブし、HeForSheの勝利となりました。

写真:UN Women/アティフ・マンソール・ハーン

写真:UN Women/アティフ・マンソール・ハーン

「パキスタンで女性や女児がスポーツをしようとするときの大きな障害は、公共の場に安全な場所がないことです。練習や試合をする場所を見つけるのが難しく、嫌がらせや、もっとひどいことをされることもあります」と、PK戦で決定的なゴールを決め勝利に貢献したUN Womenパキスタン代表のジャムシッド・カジ氏は述べました。「UN Womenは、女性に対する暴力を撲滅するためのプログラムを通じて意識を高め、安全な場所に対する女性の権利が法律により守られ、その権利を都市や地域計画を策定する機関がよく考慮し、実現していくことを目指しています。スポーツは、自信、健康なライフスタイル、チームスピリットを生みます。そして、女児は弱く体力面で劣るという固定的な性別役割観念を壊します。女性や女児がスポーツに参加できる機会を作るための投資は、健康で、公平で、より生産性の高い、調和の取れた国作りへの投資です。」

写真:UN Women/アティフ・マンソール・ハーン

写真:UN Women/アティフ・マンソール・ハーン

「スポーツは本当に私を変えてくれました。今日の私があるのは、ひとえにスポーツをしてきたおかげです。これまで学んだこと、たくさんの思い出、多くの友達、私の人生のすべて、さらに将来までも、そのすべてが私がスポーツをしているからこそあるのです。いつしかスポーツをするようになりましたが、本当に幸運です。」と、トーナメント終了後、パキスタンの女子サッカーナショナルチームの元キャプテン、サナ・マハムッドさんは述べました。
閉会の辞で、セレナ・ホテルズCEOのアジズ・ブラニ氏は、。「スポーツは、健康改善、ジェンダー平等の促進、地域社会の一体化や強化、教育効果の向上、雇用や経済発展を促進する能力の育成などを通じて、個人にも社会にも大きな変化をもたらす力を持っています。誰も置き去りにしないスポーツの力をより認識してもらうため、そしてスポーツを通じて開発と平和を祝うため、UN Womenと協力できたことを誇りに思います。」と述べました。
来賓であるブリジッタ・ブラハオーストリア大使、ヘレ・ニールセンデンマーク代理大使、ニール・ブヘネ国連常駐調整官は女子スター選手と共にプレーを楽しみ、イナ・レペルドイツ大使とヘザー・クルーデンカナダ高等弁務官は、サイドラインから試合を観戦し、応援しました。
このイベントは、サッカーはもはや男性と男児だけでのものではないという強いメッセージを発信しました。スポーツは、自信、チームスピリット、スキル、リーダーシップを鍛え、平和のメッセージを広め、社会の変化を牽引する強力なツールであることを、パキスタンの女子サッカーナショナルチームとラワルピンディのヤング・ライジング・スターが示してくれました。

UN WOMEN WEEKLY NEWS UPDATE(2016.5.2より)

翻訳協力:加藤恵子(実務翻訳スクール.com)

Categories: News, 本部

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