私の視点:シリア女性モニラ・ハワイジェさんのメッセージを紹介しています

  • 2016/10/05

国際平和年

私の視点:シリアの平和を求めて(モニラ・ハワイジェ)

2016年9月21日

写真:UN Women/ブライアン・ブラウン

写真:UN Women/ブライアン・ブラウン

まず紛争が始まるとダマスカス郊外の村に行けなくなり、仕事を辞めざるを得ませんでした。友人もほとんど失いました。誰もシリアには残っていません。国外に出るか、牢屋に入れられてしまったのです。私の娘も安全を求めてシリアを離れなくてはなりませんでした。今まで当たり前だと思っていた基本的なこと―電気、水、レジャー、日々の小さな幸せ―をすべて失いました。

2012年にシリアの平和構築プロセスが始まった時、女性はそのプロセスのどんなレベルにも参加できませんでした。今年になってシリア女性諮問委員会が立ち上がり、シリア担当国連特使に平和構築プロセスについてアドバイスできるようになりました。女性諮問委員会のメンバーは多様で、時には対立するような経歴を持っていますが、平和への課題は共通で合意に達することは可能でした。例えば、誘拐されたり投獄されたりした人の問題は交渉当事者の間で様々な議論を生みましたが、体制、反体制側も含めた女性諮問委員会全員がその人たちは解放されるべきだということで合意し、それを勧告しました。

これからの平和への道のりはまだまだ長いです。でも前進するには政治の力を借りるしかありません。平和交渉は再開されなければならないし、女性がその決定に影響を与えられるようにならなくてはなりません。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
モニラ・ハワイジェ(58歳)は今年の初めにシリア担当国連特使によって立ち上げられた12人からなるシリア女性諮問委員会(WAB)のメンバーのひとりです。様々な経歴を持つ独立した市民社会代表がWABを構成し、平和交渉を助けるために定期的に特使に助言や勧告を行います。2016年8月31日、ハワイジェはUN Womenが主催した会合で他のWABメンバーとともにパネリストとなり、平和を継続させるための知恵や経験について話しました。彼女は紛争前は女性を差別する法律を変えるための活動をしたり、ダマスカス近くの村で女性の権利を守る運動をしていました。今、平和構築のための彼女の活動はまさに持続可能な開発(SDG)目標16に直結し、それに貢献しています。この目標は平和で誰も取り残さない社会を広めていくというものです。

UN WOMEN WEEKLY NEWS UPDATE(2016.9.28より)

翻訳:本田敏江(国連ウィメン日本協会理事)

Categories: News, 本部

Comments are closed.