ユニリーバとUN Womenが紅茶産業で働く女性のためのパートナーシップを発表

  • 2017/01/25

ユニリーバ―、UN Women、紅茶産業で働く女性の安全向上のためのパートナーシップを発表

2016年12月15日

 

UN Womenとユニリーバ―は「女性の安全向上のためのグローバルフレームワークを構築する介入プログラム」でパートナーシップを組むと発表しました。このプログラムは検証に基づき、かつ人権の視点を取り入れたもので、ユニリーバ―の紅茶産業のサプライチェーン(原材料調達・生産管理・物流・販売)全体で実施されます。プログラムは2017年から2019年にかけて稼働し、女性・女児を社会的、経済的、政治的にエンパワーしようとしています。また政府、UN Women、国連機関、女性団体、供給会社など幅広い部門と協働することで、ユニリーバ―のサプライチェーンにグローバルな枠組みを与え、紅茶産業全体、さらには時間をかけて他の製品にまで広がっていくことを目指しています。

 

「女性が男性と同等の権利を持ち、エンパワーすることはとても大切で、我々、いやどのビジネスも国連のSDGを成功させるために実行できることです」とユニリーバ―のCEO, ポール・ポールマン氏は言っています。「ユニリーバ―では、サプライチェーンで働くすべての女性の安全が最優先課題です。これが女性たちの仕事の生産性をあげ、家族を養い、経済的な豊かさをもたらすことにつながるのです。我々は、女性の安全のためのグローバルな枠組みを構築する上でUN Womenとパートナーを組み、バリューチェーンに組み込まれている500万人の女性たちのエンパワメントを支援し、紅茶産業全体の基準をあげられるのをうれしく思います。

(エンパワメントは「させる」のではなく、「する」という表現のほうが適切です。また、バリューチェーンは日本語として定着しているので、そのまま使用してもよいかと思います。)

 

このグローバルな枠組みを実行に移すためのプログラムも作成されており、今後3年間に両パートナーの知見、ツール、成功事例などによって明らかになっていくでしょう。このプログラムにはユニリーバ―のケニアで展開されている女性の安全プログラム(他の地域でも展開される予定)やUN Womenのフラグシッププログラム、「安全都市と安全公共スペース」や「女性・女児に対する暴力予防・根絶及び関連サービス」などが含まれます。

 

このパートナーシップは、ユニリーバ―がHeForSheの枠組みの中で、企業IMPACT 10x10x10チャンピオンとしてジェンダー平等に熱心に取り組んできたことから生まれました。プムズィレ・ムランボ=ヌクカ事務局長は、このパートナーシップを発表した席でこう述べています。「女性たちが働いたり、生活したりする場所での安全を確保することで、すべての人たち(雇用主、従業員、コミュニティー)に変化をもたらすことができます。これからユニリーバ―と展開しようとしている新しいパートナーシップは、様々なステークホールダーがかかわり、プログラムが行われているケニアなどの現場レベルでの重要な経験をもたらしてくれます。この経験は、紅茶産業全体に当てはまるグローバルなプログラム枠組みの前進に役立ち、女性・女児すべてに開かれた安全な場所を確保することを助けます。

 

このプログラムはSDGの様々なゴールに寄与し、女性のエンパワーメントとジェンダー平等を持続可能な開発の中心においてくれます。ユニリーバ―の「持続可能な生活設計」とも呼応して生計を改善する重要性も強調しています。またユニリーバ―経営の中で女性たちの多様な機会を向上させ、500万人の女性のエンパワーメントを促進するという同社の取り組みとも合致しています。特に2020年までの目標としているのは、女性の安全への取り組み、技術の向上、小売り事業での機会拡大です。

 

UN WOMEN WEEKLY NEWS UPDATE(2017.1.3より)

 

翻訳:本田敏江(国連ウィメン日本協会理事)

Categories: News, 本部

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