UN Womenニュース5

  • 2011/10/07

UN Women、女性リーダーたちへのノーベル平和賞授賞を称える

 ミチェル・バチェレUN Women事務局長は、本日、ノーベル平和賞がエレン・ジョンソン・サーリーフ・リベリア大統領、同国の彼女の同輩リーマ・ボウイー氏、イエメンのタワックル・カルマン氏の、3人の優れた女性平和運動リーダーに授与されることが決定したことを称える声明を出した。この称賛の言葉は、彼女が北欧3カ国を歴訪する旅の始まりとして、ノルウエーのオスロに向かうところで発表された。

 「私たちはこのニュースに喜び、興奮しています。平和と民主主義を求める中で立ちはだかる大きな障害を克服したこれら3人の並外れた女性たちに、大いなる、心からの祝福の言葉を贈ります」とバチェレ氏は述べ、さらに「世界中の女性たちが、自分たちの権利と、和平構築、民主主義、祖国の発展に向けた平等な参画を求めており、今年のノーベル平和賞は、いま、この21世紀が、女性が社会のあらゆるレベルに全面的且つ平等な参画をする時だというメッセージを世界に送ったのです」と付言した。

 UN Womenは、今年、世界中の女性の擁護者となるために設立されたのであり、和平構築、安全保障、民主主義、再建に向けたあらゆるプロセスへの、女性の参画とリーダーシップの拡大と平等な関わりを促している。1992年以来、和平交渉に参画した女性は10%にも満たない状態である。女性や女児のニーズに特化して提供される再建の予算は、6%以下というのが典型的な例であった。そして2000年に、女性、平和、安全に関する国連安保理決議1325号が採択されて、女性を和平構築とその維持に関与させるための努力ははずみがついた。さらに、2002年にUN Womenの前身組織が発行した旗艦誌『世界の女性の進歩:女性、戦争、平和』を著したのがエレン・ジョンソン・サーリーフ氏と元フィンランド国防相のエリザベス・レーン氏であった。これは、戦争が女性に与える影響について総合的に研究したもので、この問題を国際的な課題とさせる助けになったのである。

 「今年のノーベル平和賞は、長年にわたって女性たちが要求してきたこと、:すなわち、平和、安全、民主政治に関するあらゆる決定への女性の平等な参画、を認める重要なものです。女性の参画は永続する平和と安定の達成の中心をなすものであるにもかかわらず、女性たちが交渉のテーブルから除外される例が余りにも多いのです。UN Womenは、自分たちの声を聞き届けさせ、意思決定の場への平等な参画を求める世界中の女性たちの味方です」と、バチェレ氏は述べた。
  訳 平野和子(UN Women日本国内委員会常任理事)

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