概要

2010年7月2日の国連総会決議により、DAW(国連女性地位向上部)、INSTRAW(国際婦人調査訓練研究所、OSAGI(国連ジェンダー問題特別顧問事務所)、UNIFEM(国連女性開発基金)の4機関を統合して設立された、United Nations Entity for Gender Equality and Empowerment of Women(ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関)の略称。

UN Womenの役割

世界の女性のニーズに応えてUN Womenがめざす目標

  • 女性と女児に対する差別の撤廃
  • 女性のエンパワーメント
  • 開発、人権、人道的対策、平和と安全保障のパートナー・受益者としての男女間の平等の達成

UN Womenの優先テーマ

人間開発と人権に関するあらゆる問題にはジェンダーの側面があります。UN Womenは女性の平等に欠かせず、広範囲な進展への道を開く優先領域に重点を置いています。

  • 女性のリーダーシップと政治参加
  • 女性の経済的エンパワーメント
  • 女性:女児に対する暴力の根絶
  • 女性と平和・安全保障
  • ガバナンス・国家計画と女性
  • 2015年以降の開発課題と女性
  • HIV/エイズと女性

UN Womenを統治するのは

UN Women設立を決めた国連総会決議(2010年7月2日)によって、国連総会、経済社会理事会、UN Women執行理事会がUN Womenの統治機構として、規範となる政策に関する支援と助言、および事業活動とそれに関する助言を通じて運営にあたることと定められました。
執行理事会は、次の7グループから選出された41カ国の代表によって構成されます。

  • アジア: バングラデシュ,日本,中国,インドネシア,韓国,インド,カザフスタン,マレーシア,パキスタン,東ティモール
  • アフリカ: アンゴラ,カーボ・ヴェルデ,コンゴ(共),エチオピア,ナイジェリア,コートジボワール,コンゴ(民),レソト,リビア,タンザニア
  • 中南米: ブラジル,アルゼンチン,ペルー,ドミニカ(共),エルサルバドル,グレナダ
  • 西欧その他: デンマーク,ルクセンブルグ,スウェーデン,フランス,イタリア
  • 東欧: ロシア,ウクライナ,エストニア,ハンガリー
  • 財政貢献国: スペイン,英国,米国,ノルウェー
  • 非DAC財政貢献国: メキシコ,サウジアラビア

世界のUN Womenネットワーク

  • アフリカ
  • 南北アメリカ大陸・カリブ海諸国
  • アラブ諸国
  • アジア・太平洋地域
  • ヨーロッパ・独立国家共同体
  • リエゾンオフィス
  • 研究・研修センター(ドミニカ共和国内)

実際に行う業務

  • ジェンダー平等のための合意規準形成を目指した国際間の政策交渉の支援および国連加盟国に対する専門知識の提供と財政支援によって、これら基準の履行を支援します。
  • プログラムの実施と技術支援
  • 資金供与
  • ジェンダー平等基金と国連女性に対する暴力撤廃信託基金によって、政府および市民社会グループによる革新的かつ効果的なプログラムに資金を供与。
  • 国連女性の地位委員会、国連総会、経済社会理事会、安全保障理事会に対し、定期的な情報の提供。
  • 各国政府に対する研修プログラムによって、女性の人権向上、女性に対する暴力根絶、政策・予算へのジェンダーの視点の組み入れなど、対策技能や能力の向上を図る。
  • 女性の権利と機会の完全実現をめざして、国連システムとの協同を進める。

パートナーシップ

  • 活動の基礎となるパートナーシップを築き、ジェンダー平等に向けた進歩を加速、支援する対策に向けた能力を強化します。
  • ドナー
  • 最低5億ドルの年間予算を賄うために、政府、財団、企業、団体、個人からの寄金が期待されます。
  • 国家女性問題担当機構
  • 各国の政策プログラムにジェンダー平等施策を組み入れるための調整機関となります。
  • 民間部門
  • UN Womenへの財政支援と「女性のエンパワーメント原則」を巡る提唱活動を通じて、ジェンダー平等を推進するうえできわめて重要なパートナーと位置づけています。
  • 市民社会
  • 毎年開かれる国連女性の地位委員会を通じて、女性のエンパワーメントとジェンダー平等に関するグロ-バルな政策枠組みに重要な貢献をしているグループです。

国内委員会

以下の18カ国にある国内委員会が、独立のNGO組織としてUN Womenの使命を支援する活動を行っています。
オーストラリア、オーストリア、カナダ、フィンランド、ドイツ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、日本、ニュージーランド、ノルウェー、フィリピン、シンガポール、スウェーデン、スイス、イギリス、アメリカ(アルファベット順)

親善大使

芸術、文化、政策面で国際的に名声の高い人々が親善大使を務めています。

  • ニコール・キッドマン(アカデミー賞受賞経験のある女優)
  • バヤラキティヤバハ・マヒドール王女(タイ)
  • バスマ・ビント・タラル王女(ヨルダン王国)
  • ホエベ・アシヨ・ケニア女性の政治会議議長

最近の刊行物

  • 刊行物 anual2010Progress of the World
  • World Survey on the role of Women in Development
  • The United Nations Trust Fund to end Violence against Women:Annual Report 2010

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