アフガニスタン東部地震について
―UN Women(国連女性機関)アフガニスタン事務所による声明―
2025年9月2日付
8月31日にアフガニスタン東部で発生した壊滅的な地震によって最も深刻な影響を受けるのは女性と少女たちです。
UN Women(国連女性機関)は地域のパートナーたちと共に現地に入り、地震の影響評価調査を行っています。

私たちは国内外の支援者に対し、緊急支援やケアから安全な避難所や保護に至るまで、女性と少女が地震対応の中心に据えられるよう強く求めます。
2023年にアフガニスタン西部ヘラートで発生した前回の大地震では、犠牲者の6割近くが女性であり、負傷者の約3分の2近くも女性でした。
UN Womenアフガニスタン特別代表スーザン・ファーガソン氏は、アフガニスタンの女性人道支援者が地震対応に関わる必要性を強調しました。
「女性や少女たちは今回の災害でも再び矢面に立たされることになります。だからこそ、彼女たちのニーズを支援と復興の取り組みの中心に据えなければなりません」とファーガソン氏は述べます。
「これには、女性人道支援者による重要な活動に対する支援も含まれます。彼女たちを支援しなければ、今後数日間で女性や少女たちが命を守るための支援や情報を受け取ることができなくなるおそれがあります」。
緊急避難所、毛布、調理器具、個人用の衛生用品、深刻な不足が報告されている医薬必需品、そして飲料水や食料など、女性や少女たちの最も差し迫ったニーズを満たす支援がさらに必要です。
女性と少女に数多くの制限が加えられているアフガニスタンで、UN Womenは現地事務所を構えて女性の権利のために活動を続けています。このような中長期的な取り組みのためにも、今回の大地震のような一刻を争う緊急事態への備えのためにも、皆さまからの毎月の継続的なご寄付が欠かせません。ぜひ「国連ウィメン・マンスリーサポーター」になって活動を支えてください!