UN Women(国連女性機関)は、アフガニスタン地震で被災した女性と少女を支援するため、緊急に250万米ドルの資金提供を呼びかけます―アフガニスタン事務所プレスリリース―
現地時間8月31日(日本時間9月1日)にアフガニスタン東部でマグニチュード6.3の地震が発生してから、1か月が経過しました。UN Womenアフガニスタン事務所は支援計画に基づき、国際社会へ向けて緊急に呼びかけを実施。
国連ウィメン日本協会では、250万米ドルの1%(日本円で約370万円)を目標として、日本においてこの呼びかけに協力してくださる企業、団体、個人の皆さまからの寄付を募ります。

―UN Womenアフガニスタン事務所プレスリリース―
2025年9月23日付
冬が近づく中、アフガニスタン東部で発生した地震で被災した多くの女性と少女が、依然として人道支援や命を守るための支援を受けることができずにいます。
UN Womenは、緊急対応・復興計画(6-12か月計画)の規模を拡大するために、250万米ドルの支援を呼び掛けています。これにより、現地の女性団体と連携しながら緊急対応への女性の参加を拡大し、支援サービスへのアクセスを向上させ、OCHA(国連人道問題調整事務所)が調整している地震対応計画に貢献することができます。
「地震による大きな衝撃は過ぎ去ったかもしれませんが、もっと多くの緊急支援がなければ、被災した女性や少女たちは長期的な災害に直面することになります」と、UN Womenアフガニスタン特別代表のスーザン・ファーガソン氏は述べています。
8月31日にアフガニスタン東部で最初の地震が発生して以来、その後も余震が続く中で、国連の地震対応計画のもと、UN Womenとそのパートナー団体は共同調査チームに女性を参加させ、女性や少女たちの最も緊急のニーズや優先事項(避難所、衣類、食料、現金、医療、メンタルヘルスや心理社会的支援を含む保護サービス)の特定をサポートしてきました。
しかし、多くの女性が依然として支援を受けられていません。これは保守的な規範が影響しており、女性が自由に外出してどのような支援が得られるのか情報を入手することが難しいためです。女性の人道支援従事者がもっと必要とされています。
UN Womenは、女性主導団体や女性支援団体と連携し、クナル州全域の女性と少女の緊急ニーズに対応するため、以下の支援を提供しています:
• 毛布、衣類、調理器具などの物品(冬の寒さ対策用品を含む):多くの家族が依然としてテントや仮設の避難所で生活していることを考慮すると、これらは極めて重要である
• 現金支給
• メンタルヘルスや心理社会的支援を含む保護サービス
• 女性や少女が集い、人道支援を受けられる安全な空間の設置
被災した女性や少女のために必要とされている総額250万米ドルには、以下が含まれます:
• 250万米ドル:緊急対応・復興計画(6-12か月計画。対象者3万人、主に女性と少女)に向けた総額350万米ドルの支援パッケージの不足分を補填するため。
• 8万米ドル:緊急対応や復興活動へのアフガニスタン女性の参加、女性や少女のニーズを把握するための分析、そして、国連とNGOパートナーの能力強化の支援に充てるため。これにより、被災した女性と少女に安全に支援を届けられるようにする。








不足額250万ドルの1%(日本円で約370万円)を目標に、10月1日より12月31日まで寄付を募ります
~女性の権利が著しく制限されているタリバン支配下のアフガニスタンでは、女性と少女に特別の支援が不可欠です~
UN Womenは長い間アフガニスタンに事務所を構え、現地の女性団体と緊密に連携しながら女性支援の活動を続けてきました。そのため、今回の緊急救援においてもただちに調査を開始し、ニーズを的確に把握することができました。現在、現金支援や毛布、防水シート、石鹸、生理用品などの必需品の提供を優先して進めています。
「2023年のヘラート地震(アフガニスタン西部)では、犠牲者の約6割が女性であり、負傷者の約3分の2が女性でした。経験上、女性と少女が再び最も深刻な被害者となるでしょう。アフガニスタンのような状況下では、女性や少女への支援を女性が担うことが不可欠です。女性の人道支援従事者がいなければ、あまりにも多くの女性や少女が命を救う支援を受けられなくなります。」(UN Womenアフガニスタン特別代表スーザン・ファーガソン氏)
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