【プレスリリース】スーダンにおける女性に対する戦争:女性や少女への虐待が戦争の設計図に組み込まれる中、性暴力に対する支援ニーズが3年で4倍に増加
2026年4月14日付
スーダンでの内戦が4年目に突入し、性暴力がその最も顕著な特徴の一つとなっていることを受け、UN Women(国連女性機関)は、すべての女性と少女の保護、すべての加害者に対する責任追及、そして最前線で支援にあたる女性団体への資金援助の大幅な拡充を求めます。
2026年4月14日 ニューヨーク/ポートスーダン発ー国連女性機関(UN Women)が本日発表した最新の報告書『ジェンダーアラート|3年にわたる戦争:人道支援と地域の平和構築の最前線に立つスーダンの女性たち』によると、スーダン全土で性暴力が急増し続けており、ジェンダーに基づく暴力の被害を受け、支援を必要としている女性と少女の数は、過去2年間でほぼ2倍に、3年前の内戦開始時点のおよそ4倍に増加しています。

本報告書の分析は、ダルフールやコルドファンでの戦争の最前線を含む、スーダン全域で活動する85の女性主導団体からの証拠に基づいています。報告書に掲載されている新たな調査データによると、最前線で対応に当たる女性の3分の2が、2025年に性暴力が大幅に増加したと報告しており、さらに半数が2026年には一層深刻化していると報告しています。
「女性や少女たちは、自宅で、また、避難中や、食料や水、医療を求めて移動している最中に、レイプされ、殺害されています。性暴力を利用することが、スーダンの戦争の設計図に組み込まれているのです」と、UN Women東・南部アフリカ地域ディレクターであるアンナ・ムタヴァティ氏は述べました。
現在、スーダン国内では430万人以上の女性と少女が避難生活を余儀なくされており、2026年現在、1,710万人が人道支援を必要としています。しかし、多くの人々にとって、特に紛争が激化している地域では、食料や避難所、医療へのアクセスが限られているか、あるいは全くない状況にあります。人道支援の最前線で活動する女性主導団体に所属する女性の3分の2以上が、2025年に基本的生活必需サービスが著しく不足するのを目の当たりにしたと報告しています。
女性や少女に対して恐怖や屈辱を与え、支配下に置こうとするあらゆる人権侵害は、封鎖および長期化する不安定な状況により一層深刻化しており、広範にわたって不処罰のまま行われています。「この戦争を終わらせるということは、戦争を支えている不処罰を終わらせることであり、性暴力が計算され尽くした最も残酷な戦術の一つであり続ける限り平和はあり得ないということを認識することでもあります」とムタヴァティ氏は述べました。
本報告書で調査対象となった女性主導団体は、スーダン全域で支援を必要としている約2,000万人に支援を届けています。基本的な生存さえ脅かされている状況下で、これらの団体は各家庭への食料支援、性暴力被害者への医療ケアや心理社会的支援の提供、地域紛争の調停、そして公式な制度が崩壊し国際機関が到達できない地域における人道支援へのアクセスの確保にも取り組んでいます。
スーダンで調査対象となった女性主導団体のほぼすべて(99%)が、資金不足、当局による妨害、そして治安の悪化に起因する活動上の困難を報告しています。また、調査対象となったスーダンの女性主導団体の約85%が、2025年の資金削減や打ち切りの影響を受けたと報告しています。最前線で活動する女性たちは、脅迫と標的型攻撃に直面しており、調査対象となった女性主導団体で働く女性の5人に1人が実際に脅迫を受けたと報告しています。また、過去3年間に、公式な和平交渉にスーダン人女性が交渉者として実質的に参加したことは一度もありません。
UN Womenはスーダンの現地で活動しており、保護支援、心理社会的支援、生活必需品などの提供を通じ、女性と少女たちの命を守る支援を行っています。UN Womenは、民間人の保護と、女性主導の取り組みへの直接的支援を含め、人道支援活動への女性の完全かつ安全で有意義な参画を求めています。
また、UN Womenは、加害者の責任追及、被害者や生存者の司法へのアクセスの確保、そして和平プロセスや意思決定への女性の完全かつ平等で実質的な参加を求めています。

3年にわたるスーダン内戦:知っておくべきこと
紛争、暴力、飢饉、避難生活によって引き起こされ、さらに基本的な支援サービスへのアクセス不足も重なり、女性や少女たちにとって壊滅的な危機が進行しています。
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スーダンの女性と少女を支援してください
1,700万人以上の女性と少女が、暴力、避難生活、そして食料・避難所・医療の深刻な不足に直面しており、人道支援を必要としています。UN Womenは現地で命を守る支援を行っていますが、活動の継続には皆さまの支援が不可欠です。
