世界中の人々の力で、今こそ女性、少女への暴力撲滅を!

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2021年11月19日

世界中の人々の力で、今こそ女性、少女への暴力撲滅を!

UN Women 「女性に対する暴力撤廃国際デー」2021年キャンペーン

今年のテーマは「女性に対する暴力を直ちに根絶して世界をオレンジ色で染めよう」です。

女性・少女に対する暴力撤廃週間が11月25日から始まり、12月10日の世界人権デーまで続きます。

これまで女性や少女の18%が過去1年間に夫もしくは親しいパートナーから暴力・性的暴力を受けたと報告しています。しかし、コロナ禍により、暴力ヘルプラインへの女性からの電話は最大5倍に増え、更に1500万人の女性が暴力の被害者になると言われています。このような状況にもかかわらず、UN Womenは、パートナーからの暴力を暴力と認めない文化があると報告しています。アフガニスタンでは、タリバン体制以前でも、女性の10名のうち9名が配偶者からの暴力の被害者であったそうです。

また、女性に対する暴力の世界的なコストは、世界の国内総生産(GDP)の約2%、つまり165兆円と推定されています。

UN Womenは2030年までに、女性や少女に対する暴力を撲滅するためにキャンペーンやプロジェクトを実施しています。皆様の募金により暴力を受けている女性たちが、例えば研修に参加し、現金収入を得ることができれば、自立できるので、夫の暴力から逃れることができます。

さらに今年は1996年に日本政府などの発案で国連女性に対する暴力撤廃基金が設立されて25周年記念です。UN Womenは、1口25ドル(3000円)の募金活動を始めました。皆様のご協力をお願いします。

なお、日本では、女性に対する暴力廃絶はパープルカラーになっていますが、国際的にもNGOによる暴力廃絶運動が始まった時は、フェミニストカラーであるパープルだったのです。日本政府もNGOがはじめたパープルリボンキャンペーンを尊重して、パープルにしています。オレンジは児童虐待のカラーですから、それと区別する意味もあるのかもしれません。

UN Womenは、1口25ドル(3000円)の募金活動を始めました。

皆様のご協力をお願いします。

皆様のご寄付が金額により以下のように使われます。

3,000円 性暴力被害者に安全なシェルターを提供

5,500円 性暴力被害者にカウンセリングを提供

8,000円 警察官に対する性暴力被害者への対応研修の実施

13,000円 若い男女各5名に女性に対する暴力防止研修の実施

16,500円 性暴力サバイバーに弁護士など法的援助を提供

8000円募金が活かされた事例 

写真:UN Women/ファハド・アブドュラ・カイザール

UN Women July 15, 2021

過去18ヶ月間、コロナ禍によるロックダウンによって虐待者から逃げる先もなく閉じ込められ、女性に対する暴力をさらに悪化させました。やっとのことで警察に連絡できても、文化や習慣が障害になって支援にならなかったのですが、UN Womenによる警察官の訓練により、警察官は暴力サバイバー(暴力被害から立ち上がる人)に対して支援的になり、女性サバイバーは救われました。

■インターネットでクレジット決済を利用される方

 以下のURLから1口1000円からでもお申込みいただけます。

https://kessai.canpan.info/org/kokurenwomennihon/donation/101056/

「団体へのメッセージ」に” 女性・少女に対する暴力撤廃”とご支援先がわかるように必ずご記入ください。

■インターネットを利用されない方

以下の、郵便局からの振り込みのご利用をお願いいたします。
郵便局 振替口座番号:00240-7-43928
    口座名義:NPO法人国連ウィメン日本協会
    通信欄:「女性・少女に対する暴力撤廃」と必ずご記入ください。

カテゴリ: ニュース , 国連ウィメン日本協会

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