「女性・少女に対する暴力をなくしたい」 女性に対する暴力のない世界へ マンスリーサポーターとしてご支援を

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2022年8月22日

「継続寄付者を増やすために、Ready Forのクラウドファンディングを立ち上げました。このサイトは期限を決めないでしばらくオープンいたします。女性・少女に対する暴力撤廃をテーマにプログラムを継続的に支援してくださるマンスリードナー50人の獲得を目指します。詳しくはこちらをご覧ください。https://readyfor.jp/projects/97988
こちらはReady Forのサイトを使ったクラウドファンディングです 。

日本協会のこのサイトからも直接継続寄付ができます。以下のプログラム趣旨にご賛同いただける方は, 右上と下のピンク色の「寄付する」をクリックして「毎月定額寄付」をお選びください。 メッセージに「暴力撤廃」とご記入ください。


皆様と一緒に「女性・少女に対する暴力撤廃」について考えていきたいと思い、こちらのプロジェクトを紹介させていただきます。

なぜ都度寄付ではなく継続寄付が必要なのでしょうか。

女性に対する暴力をなくすには地道な活動を何年にもわたって続けていく必要があります。父系制が色濃く残る社会で、社会規範や文化を変えていくのは、いくら法制を整えても、一朝一夕で出来ることではありません。UN Womenが女性に対する暴力撤廃のプログラムを展開していくには安定した財政基盤が必要なのです。

世界的に見て、3人のうち1人の女性が身体的・性的暴力を経験しています。多くの場合それは夫などの身近なパートナーによるものです。女性・少女に対する暴力は重大な人権侵害です。女性は、暴力を受けた時だけでなく、そのあとも長くにわたって身体的・性的・精神的影響を受けます。その影響は、時に死に至ることもあるほど深刻です。しかもそれは本人のみでなく、家族、コミュニティーにまで及びます。また、医療・保健から裁判まで莫大な費用も伴うことにもなるのです。
少なくとも155ヵ国が、ドメスティック・バイオレンスに関する法律を作り、140ヵ国が職場のセクシャルハラスメントに関する法規をもっています。しかし女性・少女が安全・正義に十分アクセスできているとはいえず、このような法規を守らせるようにするにはまだ課題が残ります。暴力防止を実現するには、まだまだやることが沢山あります。例えば、暴力が報告されても、犯人は罰せられないことが多いのです。

数字で見る女性・少女に対する暴力 (世界の女性の3 人に1 人は暴力の被害者)

* 女性の35%が親密なパートナーによる暴力やパートナー以外からの性暴力を経験しています。また、女性の70%が、一生の間に親密なパートナーからの身体的暴力や性暴力を受けているという全国調査もあります。
* 世界的に見て、7億人の女性が18歳以下で結婚しています。そのうち3分の1以上(2.5億人)は15歳にもならないうちに結婚しているのです。
* 世界で確認されている人身取引被害者の約半分は成人女性です。少女も加えると女性割合は70%にも上ります。しかも子どもの人身取引被害者の3人に2人は少女です。
* 少なくとも2億人の女性・少女が、アフリカ、中近東、アジアなどの30カ国で女性性器切除(FGM)を施されています。
* 欧州連合では、10人に一人の女性が、15歳以降サイバーハラスメントを受けたことがあると報告しています。これには、不快で卑猥なemailやSNSのメッセージを受け取ったり、SNS上で不適切に言い寄られたりすることが含まれます。

ビデオ「サラの物語」日本事務所 

クレジットUN Women(国連女性機関)
日本語仮訳 UN Women日本事務所

UN Womenが女性・少女に対する暴力撤廃のために実施していること

  • 女性が暴力を受けないで生きる権利は、女子差別撤廃条約や1993年に国連総会が採択した「女性に対するあらゆる形態の暴力の撤廃に関する宣言」などの国際的に合意された枠組みによって保証されています。UN Womenの大切な役割は、国連機関として国連加盟国がジェンダー平等の達成をめざせるような国際基準を策定することを支援することで、そのために様々なプログラム活動を展開しています。
  • 暴力を受けた後、何らかの助けを求めた女性は40%に過ぎません。UN Womenは、暴力の被害者、とくに複数の形態の差別を受けている女性が安全を確保し、保護を受け、再出発するために欠かせないサービスを受けられるよう支援しています。
  • UN Womenは政府、国連機関、市民社会団体とパートナーシップを結び、女性・少女に対する暴力をどのようにしたら防げるか、その方策を模索し、その実現を目指しています。焦点を置いているのは早期教育、互いを尊重する関係の構築、男性・少年の参加などです。さらに暴力をなくすには、予防することがなんといっても費用対効果も高く、長続きする方法であることも分かっています。
  • 暴力に対応するための包括的アプローチの一環として、UN Womenはパートナーと協力して、データの収集・分析に力を入れ、女性・少女に対する暴力の性質、程度、頻度、結果をよりよく理解しようと努めています。これにより、暴力対応の中で、どの方法がうまくいって、どれがうまくいかなかったのかなども分かるようになってきました。
  • UN Womenは、10年以上「安全都市と安全な公共スペース」プログラムを世界中で展開し、公共の場での女性・少女に対する性的ハラスメント防止に取り組んできました。2017年からは、EUと国連が立ち上げたスポットライトイニシアティブのメンバーにもなっています。これは5億ユーロをかけた大きなプログラムで、アフリカ、アジア、カリビアン、南米、太平洋地域の暴力撤廃を目指しています。

UN Womenは、「国連女性に対する暴力撤廃信託基金」を運営しています。この信託基金は、国連が女性・少女に対する暴力を撤廃することを目的として創設した信託基金で、主に世界各国の現地の女性団体やNGOの活動に対し助成金を提供するなどの方法で支援を行っています。

ビデオ「ニコール・キッドマン "女性に対する暴力をなくすため、役割を果たして」日本事務所

クレジットUN Women(国連女性機関)
日本語仮訳 UN Women日本事務所

あなた様の継続寄付で出来ることの例

・ 2,000円でUN Womenが世界中で主導する「女性に対する暴力廃絶デー」キャンペーン(11月25日―12月10日)を支援できます。
・ 3,000円で「誰も取り残さない」をモットーに、弱い立場にあって支援が届いてない女性グループを支援できます。
・ 7,000円で、暴力の被害者に医療サポート、カウンセリングなどの心理的サポートを秘密裏に提供できます。
・ 7,000円で東・南アフリカの少女一人が、サイバーバイオレンスについての研修に参加できます。
・ 15,000円で暴力被害者が必要とする緊急支援を提供できるワンストップセンターに資金を出すことが出来ます。

お力をぜひお貸しください!

下のピンク色の「寄付する」をクリックして「毎月定額寄付」をお選びください。メッセージに「暴力撤廃」とご記入をお願いいたします。

カテゴリ: ニュース , 寄付・キャンペーン

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