UN Womenの声明: 国際反ホモフォビア・トランスフォビアの日によせて テーマ:いつも一緒に、多様性の中で団結しよう

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2023年5月23日

2023年5月17日

私たちは5月17日をホモフォビア、バイフォビア、インターセックスフォビア、トランスフォビアに対する国際デーとして認識し、今年のテーマを「いつも一緒に:多様性の中で団結しよう」と決めました。この日は、人類全体の性的指向、性自認とその表現、性的特徴(SOGIESC)の多様性を祝う日です。また、予防可能なのに依然としてコミュニティの間に深刻な苦しみを引き起こしている暴力、差別、スティグマを認識する日でもあります。このような深刻な違反・侵害は、持続可能な開発目標の達成と、人権が完全に達成された世界の実現を目指す私たちの努力を大きく阻みます。

私たちは、多様なSOGIESCを持つ人々がアイデンティティを形成し、愛と尊敬と安全の中で自由に生きることができる世界を求めています。私たちは、自己決定に基づく法的性別認識が現実のものとなっている20か国と、性的指向を理由とするヘイトクライム(憎悪犯罪)から人々を法律が保護している58か国をお知らせし、祝います。

しかし、犯罪を法律で罰せる国は、世界すべての国の3分の1しかないのが依然として現実です。LGBTIQ+*の人びとは、保健、教育、社会サービスへのアクセスから、安全な住居、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)、持続可能な生計手段まで、極度の差別の現実に直面することがよくあります。また政治参加やコミュニティ構築のための安全なスペースや機会、人道的・紛争・紛争後の状況から抜け出す過程で、特に迫害から逃れ、強制移住させられた人々は同様な差別を受けています。オンラインスペースは、LGBTIQ+の人々が情報にアクセスし、コミュニティを組織し、構築するために不可欠ですが、デジタルスペースでの暴力は激化しており、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーの女性はしばしばより大きなリスクにさらされています。

私たちは、文化を超えた性自認とその表現の中で長年にわたって築かれた豊かな多様性を受け入れ、ジェンダー平等と人権の平等な享受を追求するために、分裂するのではなく集団で行動することを呼びかけます。

UN Womenは、これから立ち上げられるSOGIESCに基づく暴力と差別からの保護に関する国連システム全体の戦略とガイダンスに参加できることを誇りに思っています。我々は、国連システム内からLGBTIQ+の平等に向けた行動を支援する用意があります。我々は、「ジェンダーに基づく暴力と身体の自律性、性と生殖に関する健康と権利に関する平等を目指す全ての世代のためのフォーラム行動連合」と一緒に、すべての性別の人々のために暴力のない世界を可能にし、様々な多様性に配慮したセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)と権利を実現し、皆が強制、暴力、差別を受けずに自分の身体について自主的に決定を下せることを目指します。

私たちUN Womenは、世界中のLGBTIQ+の人々と多様性という点で団結しています。私たちがお互いをサポートし、協力すれば、私たちのコミュニティはより強くなり、私たちの活動の影響はより有意義になり、私たちの進歩はより大きくなります。

*これは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、インターセックス、クィアの人々、および性的指向、性自認、性表現、および性的特徴を説明するのにこれ以外の用語を使用する、またはまったく使用しない人々の頭字語です(SOGIESC)。UN Womenはまた、グローバルな文脈で適切な場合は、「多様なSOGIESCを持つ人々」という用語を使用し、その区別を尊重しています。いずれの用語も普遍的に適用できるものではなく、存在する性的および性別の形成、慣行、アイデンティティの完全な多様性を反映しておらず、用語とその使用法は絶えず進化しており、SOGIESCはすべての人々に適用されると理解しています。実際には、必要に応じて、文化的、言語的、および文脈固有のさまざまな用語を使用できます。

UN Women statement: International Day against Homophobia, Biphobia, Intersexphobia and Transphobia, 17 May 2023 | UN Women – Headquarters

カテゴリ: ニュース , 国連ウィメン日本協会

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