ガザ支援第7弾:ガザに対する戦争が始まって半年、 これは女性に対する戦争です!

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2024年4月18日

1万人以上の女性が殺され、そのうちの6千人は母親、1万9千人の子どもが孤児となっています

100万人を超えるパレスチナの女性と少女は、食料も安全な水もほとんど手に入れることができず、非人道的な生活環境の中で病気も増えています。

写真:UN Women/Samar Abu Elouf

4月16日、UN Women(国連女性機関)はガザに関する最新のジェンダー・アラートを発表しました。戦争が始まって半年、1万人のパレスチナ人女性が殺され、そのうちの6,000人は母親と推定され、19,000人の子どもたちが孤児となりました。イスラエル軍の砲撃や地上作戦を生き延びた女性たちは、家を失い、未亡人となり、飢餓に直面しています。この壊滅的、かつ女性が差別化された影響により、ガザに対する戦争は女性に対する戦争でもあり続けています。

UN Womenが作成したガザに関する一連のジェンダー・アラートは、ガザ地区における女性と少女の生活の現実を詳細に分析し、想像を絶する生活状況を記録しています。同日発表された『欠乏と恐怖』と題されたこの出版物は、女性の健康、尊厳、安全、プライバシーに不可欠な水、衛生設備、衛生(WASH)サービスへのアクセスの欠如に焦点を当てています。

100万人以上のパレスチナの女性と少女は、安全な飲料水、機能するトイレや水道へのアクセスがほとんどないまま、壊滅的な飢餓に直面しており、生命が脅かされています。清潔な水へのアクセスは、授乳中の母親や妊娠中の女性にとって特に重要です。彼女たちは1日に必要な水分やカロリーの摂取量が多いからです。女性と少女が尊厳をもって安全に月経衛生を管理するためにも、水は絶対不可欠です。UN Womenは、ガザに住む69万人の女性と少女のニーズを満たすには、毎月1000万枚の使い捨て生理用ナプキン、または400万枚の再利用可能な生理用ナプキンが必要だと見積もっています。

「ガザでは、私たち(女性)は、最もシンプルで基本的なニーズを満たすことができません。おいしく食べること、安全な水を飲むこと、トイレに行くこと、(生理)ナプキンを持つこと、シャワーを浴びること、......服を着替えること......」ガザの女性。

「これまでに1万人以上の女性が殺され、そのうち6千人が母親だと推定されています。空爆を生き延びた女性たちは、毎日飢えと病気と絶え間ない恐怖に苦しんでいます。ガザでの戦争は、間違いなく女性に対する戦争であり、彼女たちは、自分たちが引き起こした戦争ではないにもかかわらず、重い代償を払っているのです」と、ジュネーブでのメディアブリーフィングでUN Womenアラブ諸国地域ディレクターのスザンネ・ミハイル氏は述べています。

この苦しみを終わらせることができるのは平和だけです。UN Womenは、2024年3月25日に採択された国連安保理決議2728(2024)の履行を求める声に賛同し、ガザでの即時停戦、すべての人質の解放、人道支援への安全なアクセスの継続を要求します。

UN Womenは、パレスチナの女性団体や、人道支援システム/スペース内のパートナーと協力し、女性と少女の権利とニーズを擁護し、緊急に必要とされる支援を届けています。ガザでは、UN Womenは約10万人の女性とその家族に食料、毛布、防寒着、石鹸、おむつ、生理用品を届けました。さらに何万もの物資が、何週間も国境に置かれています。でもこれは、ガザの女性と少女が必要としているもののほんの一部にすぎません。先ごろ開催された女性の地位委員会(CSW68)の合意結論にあるように、女性と少女は、私たちの集団的な人道的対応の中心に置かれなければなりません。

戦下で苦しむ女性・男性の声【ジェンダーアラートから抜粋】

「私は生理になったばかりで、家ではだいぶ慣れて対処できていたけれど、今は生理の時期が大嫌い。自意識過剰になって、胃が痛くなります。寒さを利用して、重ね着をし、どんどん自分を隠しています。誰にも見られたくないし、聞かれたくない」【女性、13歳、学生、デイル・アル・バラ】

「母はガンを患っているため、いつでも必要なときに洗面所にアクセスしなくてはならず、多くの女性や男性が患っている糖尿病がこの状況をさらに複雑にしています。母はシェルターには住めないので、ちゃんとした洗面所がある場所を探さなければなりませんでした。空いている場所がどこにも見つからず、私たちは別に住むしかありませんでした。私と妹は、家族の避難所を出て、母の世話をするために外に出て、死の危険にさらさなければなりませんでした」【女性、33歳、大学職員、デイル・アル・バラ】

「女性は、戦争、妊娠、出産で精神的に苦しめられるだけでなく、このような過酷な状況下で母乳を与えなければならないのです。脱水症状の蔓延、食物摂取量の減少、周囲の汚染された環境は、食物や水に由来する病原体に接触する機会を増加させ、感染症に対する抵抗力を低下させています。母乳育児ができなかったり、母親が亡くなったりして、粉ミルクを使わざるを得ない乳幼児は、清潔で安全な水を使う必要があるため、特に危険にさらされています」【男性、年齢非公開、医師、ハーン・ユーニス】

Gender Alertはこちらからご覧いただけます。
gender-alert-gender-analysis-of-the-impact-of-the-war-in-gaza-on-vital-services-essential-to-womens-and-girls-health-safety-en.pdf (unwomen.org)

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通信欄:「ガザ危機」

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