各国政府、すべての女性と少女の司法へのアクセス強化に向けた力強い国際合意に到達
2026年3月10日付
ニューヨーク発 — ジェンダー平等と女性の権利に特化した国連最大の会合である第70回女性の地位委員会(CSW70)が本日開幕し、同会合に出席した各国政府は、すべての女性と少女の司法へのアクセスを強化し、世界的なジェンダー平等の前進を目指す一連の力強い『合意結論』(Agreed Conclusions)を幅広いコンセンサスにより採択しました。

今回の交渉による成果を通じて、世界の指導者たちは、司法へのアクセスが女性や少女たちにとって変革をもたらす力であり、平等と非差別を前進させ、暴力や虐待から守り、制度に対する信頼を高めるものであることを再確認しました。この『合意結論』は、より包摂的なガバナンスを構築し、平和と社会的結束を支援し、将来の権利侵害を防止するための道筋を示しています。
シマ・バフース国連事務次長兼UN Women事務局長はこの採択を歓迎し、次のように述べました。
「この『合意結論』の採択に向け、たゆまぬ努力を重ねてきた各国代表団に敬意を表します。これは、女性と少女の司法へのアクセスを前進させ、不処罰を終わらせ、すべての人々に平等に機能する司法制度を構築するための重要なコミットメントを体現するものです。各国政府が一致団結することで、この女性の地位委員会が何を達成できるのか、そして多国間システムが女性と少女のために何を実現できるのかを、改めて世界に向けて示しています。」
また、女性の地位委員会の議長を務めるマリツァ・チャン駐国連コスタリカ大使は、これらの公約を会期後も実行していくことの重要性について、「私たちは記念するためにここに集まりました。しかし、帰るときには、それよりも重いもの、つまり責任を携えて帰ることになります。今日、私たちに語りかけてきたすべての女性が、一つのメッセージを伝えてくれました。それは、あらゆる統計の背後には一人ひとりの人生があり、あらゆる交渉の背後には、私たちの言葉が本気なのかどうかを見守っている女性や少女がいる、ということです。」と述べ、「それに対する答えは政治的意志にかかっている」と締めくくりました。
『合意結論』は、UN Womenが発表した国連事務総長の最新の報告書によって、男女間の完全な法的平等を達成した国はまだ一つもないことが明らかにされた中で実現したものです。
『合意結論』は、各国政府に対し、児童婚や家族法、財産権に関連するものを含む、差別的な法律の見直しと改正を求めています。また、オンライン・オフラインを問わず、女性と少女に対する暴力を防止し、それに対処するためのより強力な措置を講じること、加害者の責任追及を確実にするとともにサバイバーが迅速に司法や支援サービスへアクセスできるようにすることを求めています。
この『合意結論』を通じて、加盟国は、包括的で公平な法制度の推進、差別的な法律・政策・慣行の撤廃、そして構造的な障壁の解消などを通じて、すべての女性と少女の司法へのアクセスを強化することを改めて約束します。また、変革的な法制度改革、法的支援へのアクセス拡大と法的なエンパワーメント、司法機関間の連携強化、技術とデジタルイノベーションの責任ある活用、そして女性に対する暴力の防止に向けた努力の強化への取組みを前進させます。
この文書の主な条項には、コミュニティ司法従事者やパラリーガルを国内法制度の枠組みの中で正式に認めること、女性の司法へのアクセスを拡大することを目的としたデジタル司法やAIガバナンスに関する新たな取り組みが含まれています。また、『合意結論』は、差別的な法律の廃止、職場における女性の権利保護の強化、女性と少女に対する暴力の防止と対応のための国内メカニズムの強化も求めています。また、紛争や危機の状況においては、ジェンダーに配慮し、サバイバー中心の司法制度を構築することが求められています。
3月9日から19日まで、各国政府、市民社会、国連機関、その他のパートナーがニューヨークの国連本部で開催されている「第70回女性地位委員会(CSW70)」に集まり、世界中のジェンダー平等のための政策、資金調達、説明責任の推進に取り組みます。世界的に反発の動きが見られる中、UN Womenは、あらゆる場所のすべてのパートナーに対し、すべての女性と少女が安全に暮らし、自由に発言し、平等に存在できるよう、権利、正義、行動のために立ち上がり、参加し、声を上げるよう呼びかけます。
原文:
https://www.unwomen.org/en/news-stories/press-release/2026/03/csw70-conclusions
