UN Womenヨルダン国事務所所長のズィアド・シェイク(Ziad Sheikh)氏が国連ウイメン日本協会の理事たちと懇談

記事をシェアする

2018年7月30日

月5日、渋谷で国連ウイメン理事長ならびに理事は来日中のヨルダン所長のズィアド・シェイクさん、UN Women東京事務所石川所長らと懇談の時間を持ちました。

ズィアド所長写真
ズィアド・シェイク(Ziad Sheikh)UN Womenヨルダン国事務所所長

最初に、ズィアドさんからは国連ウイメン日本協会が5-6月にかけてReadyForのクラウドファンディング「ヨルダン・サータリ難民キャンプで苦しむシリア女性を救済したい」により集められた寄付に対するお礼が述べられ、その後、現在のザータリ難民キャンプでの状況についての報告がありました。

ヨルダンがシリア難民を受けいれて8年目になるが、シリア難民総は130万人。人口当たりの難民数は世界で2番目の多さ。2012年からヨルダンにOASIS Centerを開設し、まず難民の心理的サポートを目的として活動してきたが、今年度2018より2022年に向けて新たに打ち出された戦略の下、特に女性の「回復力」、「自立力」をつけるための支援プログラムに力を入れています。たとえばキャンプ内での仕事の機会提供(衣服の仕立て、ベービ―キットの作成、WFPとのヘルシーキッチンなど)や低い金利で起業をサポートするマイクロ・ビジネス・システム、キャンプ外での就労許可支援、教育プログラム、女性の課題解決への意見交換の場の設定など、様々なプログラムを通して女性の生活改善に取り組んでいます。ザータリキャンプは、日本協会のような民間からの支援を始め、日本政府を含む各国からの支援も頂き、成立しています。そのことに、心から感謝を表し、皆様からの支援を今後もプログラムの継続的実施に使わせていただきますと述べておられました。

カテゴリ: UN Women日本事務所 , ニュース

寄付する