SDGs達成へ向けて

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SDGs Goal No.5は、ジェンダー平等と女性・少女のエンパワーメントです

SDGs Goal No.5 ジェンダー平等を実現しよう

2015年に採択された持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development )は、 2030年に向けて持続可能な世界を実現するための17の目標を設定しました。目標5は、ジェンダー平等を達成し、全ての女性・少女のエンパワーメントを図ることです。

私たちは、目標5はそれ自体が価値を持つだけでなく、 他の目標である貧困、健康、教育、気候変動など17全ての達成の基盤となる普遍的な役割を果たすものだ、ということを伝えています。

ゴールまで今どのあたり?

⇒たしかに前進はしています、でもそのペースは遅すぎます!!

【前進したこと】
国会の議席の4議席に1議席は女性が占めるようになり、10年前と比べて大幅に増加しました。極度の貧困にあえぐ女性と少女の割合はコロナ禍で急増していましたが、ついに10%を下回りました。ジェンダー格差の是正を求める法改正が世界中で56件も実現しました。
【今のままのペースでは…】
でもデータによると、目標5の指標はどれも達成されていません。すべての女性と少女を貧困から救うには、あと137年もかかります。
いまだに5人に1人の少女が児童婚をさせられています。このままだと児童婚がなくなるのは2092年です。
【2030年まであと少し】
スローペースの原因:取り組みを具体的に進めるための資金が持続不可能な状態だから。
SDGsに関連する国連の全支出576億ドルのうち、目標5のための資金はわずか3%です。目標達成の鍵は、女性と少女に投資することです。

私たちにできること

理念ではなく実利的な観点から目標5を見るのはいかがでしょうか。ジェンダー不平等は驚くほどの代償をもたらします。例えば、若い世代に十分な教育を施すことができない国々の年間総コストは、10兆米ドルを超えています。中低所得国は、デジタル・ジェンダー・ギャップを解消しないことで、今後5年間でさらに5,000億米ドルを失う可能性があります。

女性のエンパワーメントは男性の力を削ぐものではありません。シーソーの関係ではなく一緒に上るエレベーターの関係です。多様な立場で対話しましょう、行動しましょう、投資しましょう。

UN Womenのレポート

UN Womenは毎年『Progress on the Sustainable Development Goals: The gender snapshot』というレポートを発行しています。
2024年のスナップショットをご覧ください。

全文はこちらから
Progress on the Sustainable Development Goals: The gender snapshot 2024 | Publication | UN Women – Headquarters