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【プレスリリース】タリバンによる政権掌握から5年:アフガニスタンでは女性と少女の排除が常態化

UN Women(国連女性機関)の最新データによると、移動や公共の場へのアクセスに対する厳しい制限のため、インタビューに応じたアフガニスタン人女性の半数が月に1回か2回しか家から出ていないことが明らかになりました。

2026年8月12日付

2021年8月のタリバンによる政権掌握から5年が経過し、アフガニスタンでは人口の半数を占める人々の権利が組織的に剥奪され、現代世界において類を見ない世界的な特異事例となっています。

UN Womenの最新データによると、過去5年間にわたり、事実上の当局は女性や少女を対象とした100件以上の政令を発布し、差別を制度化するとともに、彼女たちの基本的権利を剥奪してきました。これは、女性と少女の生活や彼女たちの住む地域社会に甚大な影響を及ぼしています。この1年間だけでも、教育、雇用、公的生活、司法制度、医療から女性や少女が排除される状況は激化する一方であり、依然として世界で最も深刻な女性の権利危機が定着しつつあります。

女性や少女の権利をめぐるこの未曾有の危機は、世界から忘れ去られてしまう恐れがあります。

マソマさん*は、アフガニスタン中部にある女性主導団体のマネージャーです。この団体は、UN Womenの支援を受け、毎週最大400人の女性に対して、一次医療、メンタルヘルスカウンセリング、心理社会的支援、生計向上トレーニングを提供しています。2025年の援助削減によって、同団体は2025年に人員削減を余儀なくされました。マソマさん*は、さらなる削減が、同団体の支援サービスに頼っている女性たちに影響を与えることを懸念しています。(*身元保護のため名前を変更しています。)写真:UN Women/Sayed Habib Bidell

以下にあげる事実と数字は、女性と少女の権利が組織的に剥奪されていくことが、いかにアフガニスタンの暮らしのあらゆる側面を変容させてしまったかを示しています

女性は法の面前で不平等な扱いを受けている:
2021年以降に発布された幅広い政令に加え、2026年に発布された主要な政令は、女性や少女の司法へのアクセスをさらに制限し、法の下での平等な地位と保護を奪いました。政令第12号は、法の前での男女の法的平等を廃止し、夫を妻に対する法的権威を有する立場に置き、女性が正義を求める機会を制限しています。同法令は、婚姻関係における暴力を、重篤かつ目に見える身体的傷害をもたらした場合にのみ犯罪と規定しています。政令第18号は、男性の一方的な離婚権を維持する一方で、女性が婚姻関係を解消することを著しく困難にしています。また、同政令は児童婚を暗黙のうちに容認しており、女性や少女の権利と保護をさらに損なっています。

女性の健康危機は深刻化している:
家庭内に閉じ込められること――多くの場合、暴力にさらされるリスクが高まる状況下で――は、メンタルヘルスに深刻な影響を及ぼしています。権利や機会の喪失に加え、身体活動や地域社会、精神面の支援へのアクセスが制限されていることが、女性や少女たちの間でメンタルヘルスの危機を引き起こしており、不安や無力感、絶望感が高まっていると回答しています。UN Womenの最新報告書によると、現在、女性の10人に7人が自身のメンタルヘルスを「悪い」または「非常に悪い」と回答しています

また、移動の制限や、女性看護師や女性医師の不足が深刻化しているため、アフガニスタンの女性にとって医療へのアクセスはますます困難になっています。アフガニスタンはすでに、世界で最も妊産婦死亡率が高い国の一つであり、2024年の出生10万人あたりの妊産婦死亡数は推定638人に達しています。

女性は公的生活から排除されている:
2025年、移動や公共の場へのアクセスに対する制限はさらに強化されました。UN Womenのデータによると、現在、女性の半数以上が月に2回以下しか家から出ないと回答しています。

また女性の4分の3近くは、男性の保護者(マハルム)を伴わずに外出すると不安を感じると回答しており、半数以上が市場や医療施設などの公共の場を完全に避けていると述べています。

幅広く拘束の権限を持った数千人の男女による監視・取り締まり体制が拡大しており、これが女性や少女たちに明確な恐怖と不安を抱かせています。

少女たちは依然として学校に通えておらず、それが現在および将来の世代を脅かしている:
アフガニスタンは、少女の中・高等教育および女性の大学進学を体系的に禁止している唯一の国であり続けています。彼女たちの多くは、将来の教師、医師、看護師、助産師になるはずでした。最新の推計によると、現在の制限がこのまま続けば、アフガニスタンは2030年までに2万5,000人以上の女性教師や医療従事者を失う可能性があります。現在、少女たちは小学校を修了すると、いかなる形態の教育を受ける上でも、ほぼ克服不可能な困難に直面します。

深刻化する人道危機により最も大きな影響を受けているのは女性と少女たちである:
2026年には1,070万人以上のアフガニスタンの女性と少女が人道支援を必要としています。アフガニスタン全体で、健康状態の悪化、食料不安、そして女性専門家による支援サービスへのアクセス縮小が、危機をさらに深刻化させています。これに加えて、イランやパキスタンからのアフガニスタン人の帰還が続いていることで、長期化する帰還民危機が、すでに限界に達している地域社会や経済にさらなる負担を強いています。イランやパキスタンから帰還したアフガニスタンの女性のうち、収入を得られるのは5人に1人にも満たず、これが帰還民世帯の債務の増加や食料不安につながっています。

事実上の当局によるNGOで働く女性に対する制限に国際援助の削減が相まって、最も支援を必要としている女性や少女たちに支援を届けることがますます困難になっています

女性は依然として労働市場から排除されている:
アフガニスタンでは女性の労働力参加率は依然として慢性的に低く、女性の就業率はわずか7%にとどまっているのに対し、男性の就業率は84%です。女性が社会的・経済的に排除され続けることで、2024年から2026年にかけて、経済に累計9億2,000万米ドル(GDPの5.8%)の損失が生じると予測されています。

国際的な資金削減により、命を救う支援サービスが危機にさらされている:
アフガニスタンで調査対象となった女性主導団体の4分の3近くが、2025年に資金削減に見舞われており、その半数以上が今後1年以内に活動の一時停止または閉鎖を余儀なくされると見込んでいます。

女性団体は、アフガニスタンの女性や少女たちにとって、今なお最後の命綱の一つであり、暴力からの保護、医療、メンタルヘルスおよび心理社会的支援、生計支援、その他の人道支援など、命を救う支援サービスを提供しています。

UN Womenは、アフガニスタン全土で活動し、すべての女性や少女に寄り添い、彼女たちが安心して暮らし、スキルを身につけ、生計を立て、必要不可欠な支援サービスを利用し、緊急時に支援を受けられるよう、また、彼女たちが人道支援の取り組みを形作り、主導できるよう支援しています。

UN Women(国連女性機関)について
UN Womenは、女性の権利、ジェンダー平等、そしてすべての女性と少女のエンパワーメントを推進するために存在しています。ジェンダー平等に関する国連の主導機関として、ジェンダー格差を解消し、すべての女性と少女のための平等な世界を構築するために、法律、制度、社会的行動、支援のあり方に変革をもたらします。私たちは、常に、あらゆる場所で、女性と少女の権利を世界の前進の中心に据え続けています。なぜなら、ジェンダー平等はUN Womenの活動内容であるだけでなく、私たちの存在そのものだからです。

原文:https://www.unwomen.org/en/news-stories/press-release/2026/08/five-years-after-the-taliban-takeover-the-normalization-of-the-exclusion-of-women-and-girls-in-afghanistan