3月7日に、「国際女性デー」オンライン・チャリティ・トークイベント開催 「難民キャンプから未来への希望を育む」 ~バングラデシュのロヒンギャ難民女性支援の現場から~
2021年2月9日
3月8日は国連「国際女性デー」です。世界中の難民キャンプや貧困地域で力強く生きる女性・少女たち。長びく紛争や困難、自然災害やコロナ禍の危機を乗り越え、どのように未来に向けて平等な社会を築こうとしているのでしょうか。故郷を追われ、バングラデシュの難民キャンプに命がけでたどり着いたロヒンギャの女性や少女たち。今回、その現場で支援活動を続けているUN Womenバングラデシュ事務所長から直接報告していただく機会を設けました。コロナ危機を越え、”誰一人取り残こさない”ジェンダー平等な社会を築いていくために、私たちには何ができるのか、ご一緒に考えていきましょう。是非ご参加ください。
~~~~~~~ 開催要領 ~~~~~~~
開催日: 2021年 3月7日 (日) 午前10時30分 ~ 12時00分
開催方法:Zoomウエビナー(オンライン開催)
参加費:無料
申し込み方法:申し込みフォームよりお申し込み下さい。
https://ws.formzu.net/dist/S59907892/
締め切り:3月2日(火)
参加費:無料
主催:国連ウィメン日本協会
協力:国連ウィメン日本協会大阪、国連ウィメン日本協会北九州、国連ウィメン日本協会さくら、国連ウィメン日本協会多摩、国連ウィメン日本協会東京、国連ウィメン日本協会よこはま
<プログラム>
1「世界の女性と少女は、いま」田中由美子(国連ウィメン日本協会理事)
2「ロヒンギャ難民キャンプ:難民女性支援の現場から」
・トークと映像によるキャンプ訪問
石川祥子(UN Womenバングラデシュ事務所長)
3 対話と質疑応答
<登壇者>
*石川祥子(UN Women バングラデシュ事務所長)
国連女性開発基金そして国連ウィメンで東南アジア、南アジアを中心に活躍。1996年に外務省支援のジュニア・プロフェショナル・オフィサー(JPO)として東南アジア地域事務所に派遣。その後、本部のアジア太平洋局担当官、東南アジアの女性の人権を守るプログラムの調整官、アジア太平洋地域事務所長代行、ベトナム事務所長を経て2017年から現職
* 田中由美子(国連ウィメン日本協会理事)
国連職員として、アジア・太平洋地域の開発とジェンダー平等を推進する仕事を経て、国際協力機構(JICA)でアジアやアフリカ、中近東などで国際協力の仕事に従事。現在、大学で国際協力論やジェンダー論の教鞭をとる。国連女性の地位委員会の日本代表も務める。
<ファシリテーター>
* 三輪敦子(国連ウィメン日本協会副理事長)
ロヒンギャ難民とは
ロヒンギャは、主にミャンマー北西部のラカイン州に暮らすイスラム系少数民族です。1982年以来、ミャンマーで市民権を拒否され無国籍になり、軍による暴虐から逃れるためにバングラデシュに避難しました。コックスバザール難民キャンプには、合計918,936人のロヒンギャ難民がいます(2018年6月21日現在)。ミャンマー側は、ロヒンギャはミャンマーの国民ではなく、バングラデシュからの不法移民であると主張表明する一方、バングラデシュ側でも難民や不法移民として不当に扱われています。
UN Womenは、コックスバザール難民キャンプに、5つの多目的女性センターを設立しました。センターは、難民女性・少女に対して、救命情報の提供、健康・栄養指導、ジェンダーに基づく暴力の防止のための支援、心理社会的支援、職業スキル研修などを提供してきました。今、女性・少女たちは、組織化を通じて、さまざまな活動を自発的に展開するようになっています。
UN Womenとは (http://www.unwomen.org/en)
ジェンダー平等と女性のエンパワーメントの促進を目指す女性・少女のための国連機関です。困難な状況におかれた女性・少女に焦点をあて、自立支援、難民女性などへの人道支援、女性に対する暴力の根絶などを優先課題に、世界193カ国・地域で、政府およびNGOと協力し、さまざまな活動を展開しています。
国連ウィメン日本協会とは (https://www.unwomen-nc.jp/)
UN Womenと承認協定を結ぶ1国1委員会の国内委員会。寄付を募る日本で唯一の民間団体です。 UN Womenの理念や、世界の女性の現状・課題を社会に広報するとともに、募金、寄付を中心に資金活動を推進。世界の女性・少女が可能性をひらき、希望の未来を手にする社会の実現を目指し、UN Womenの活動を支援しています。
問い合わせ先:認定NPO法人国連ウィメン日本協会
横浜市戸塚区上倉田町435-1
男女共同参画センター横浜1階
Tel・Fax: 045-869-6787
Email: unwomennihon@adagio.ocn.ne.jp