クリスマス・年末募金のお願い アフガニスタン女性支援

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2021年12月9日

「もう一度自由を私たちの手に!」

人権と行動の自由のために闘うアフガニスタンの女性

ご支援ください


写真:UN Women You Tubeより

世界では新型コロナウイルス感染症のパンデミックがおさまりませんが、今年も大変な状況の中で生きる人たちに思いを寄せる助け合いの季節が巡ってきました。

今年はぜひアフガニスタンの女性と少女に心を寄せて、

応援をよろしくお願いいたします!

アフガニスタンの厳しい現状 

アフガニスタンの女性と少女は今、恐怖におびえています。1990年代、タリバンの支配下での生活がどのようなものであったかを覚えているからです。タリバンが女性の権利に関する態度を明らかにしていないために、その恐怖はいっそう強まっています。メディアや裁判所で働いたり、国会議員に立候補しただけで殺されたりするわけにはいかないのです。

タリバンは「女性の権利はイスラム教の枠組みの中で尊重される」という漠然とした声明を出しましたが、実際の行動を見るとそれを信頼できそうにありません。

一部の州では、女性は職場に来るな、男性親族の同伴なしで家を出るな、などと言われています。医療や救命、教育などに関わる仕事をしている女性が職場に来られなくなれば、人口の半分が当然受けられるさまざまなサービスが受けられなくなります。

少女は身の安全のために中学に通うなと言われ、女性が大学で学ぶこと、教えることも禁止されました。女性保護センターが攻撃を受け、そこで働く人々が嫌がらせを受けています。活動家やジャーナリストなど、女性人権擁護家のためのシェルターは既に満杯です。

権利を求めて平和裏にデモ行進する人たち、多くは女性に対し、カブール当局は暴力で阻止しようとしています。報復を恐れて一時的に閉鎖されたシェルターもあり、暴力の被害者への支援も滞っています。アフガ二スタンは女性に対する暴力がひどい国の一つで、タリバンに占領される前でさえ、10人のうち9人の女性が暴力を経験していると言われています。

今まで勝ち取ってきた権利を後退させない 

アフガニスタンの女性は何世紀にもわたって自分たちの権利のために最前線で闘ってきました。米国で女性にまだ選挙権がなかった1919年に、アフガニスタンでは女性が既に選挙権を持ち、1921年には少女のための最初の学校が設立されています。2000年から2018年の間に少女の就学率は0%から82%に増えました。2004年の憲法には、ジェンダー平等が明記され、2001年には女性省も設立されたのですが、タリバンが廃止してしまいました。

何十年もの間、平和と発展の両面において、女性によるアドボカシー(啓発)活動がアフガニスタンの前進に大きな役割を果たしてきました。アフガニスタン国内の女性と少女がおかれている状況は厳しいですが、女性たちは平等を求め自分たちの権利のために闘い続けています。この流れは変わっておらず、今後も変わることはありません。

UN Womenの主な支援活動4分野 

  • (1) 第一に、女性の権利が確実に守られ促進されるようにすること、そしてアフガニスタンの女性について話し合いが行われるようにするだけでなく、直接女性の声を届けることがUN Womenの職務です
  • (2) UN Womenのもう1つ重要な活動は、アフガニスタンにおける女性市民社会団体と女性の運動を支援することです。女性団体は進歩と説明責任の原動力であることはわかっていますが、海外からの開発援助費のうち、女性団体が受け取っているのは全体の1パーセントにも達していません。
  • (3) UN Womenは、女性と少女に対する暴力への対応を含め、女性・少女が命を守るために不可欠なサービスを利用できるよう全力を傾けています
  • (4) UN Womenはアフガニスタンの人道支援団体と協力して、タリバンの支配が女性と少女に与える影響、社会やジェンダー規範に与える影響、女性が人道的なサービスを利用できるか否かに与える影響を調べて調査結果を毎月発表し、アフガニスタン国内で活動する国内外の関係者がデータに基づいた分析をできるようにしています。

アフガニスタンのUN Womenは、アフガニスタンの女性と少女のために国内にとどまり、彼女たちと直接かかわりながら職務を遂行しています。UN Womenは引き続き、タリバンや関係機関に、人権と行動の自由を尊重するよう忍耐強く働きかけていきます。

ぜひUN Womenの支援活動に参加してください。

私たちの寄付で出来ることの例 

  • * 7,000円 ― 国内難民コミュニティーで100個のCOVID-19予防布マスクや他の布製品が入ったセットを製造・配布(材料・機器費用、作業者の給与込み)
  • * 12,000円 ― 国内難民女性一人に1週間、生計維持のためのスキルを多目的女性センターで研修
  • * 115万円 ― 多目的女性センターの1ヵ月の運営費(家賃、インフラ、スタッフ、備品など)
写真:UN Women You Tubeより

注:アフガニスタンの支援に余剰が出てきた場合は、寄付がハイチなどの他の人道危機に使われる可能性があることをご承知おきください。

■インターネットでクレジット決済を利用される方

 以下のURLから1口1000円からでもお申込みいただけます。

https://kessai.canpan.info/org/kokurenwomennihon/donation/101056/

「団体へのメッセージ」に”アフガニスタン”とご支援先がわかるようにご記入ください。

■インターネットを利用されない方

以下の、郵便局からの振り込みのご利用をお願いいたします。
郵便局 振替口座番号:00240-7-43928
    口座名義:NPO法人国連ウィメン日本協会
    通信欄:「アフガニスタン」

<国連ウィメン日本協会> 
国連ウィメン日本協会は、国連の女性のための機関、UN Women(ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関)を支援する民間団体です。皆様から寄付を募り、UN Womenが世界で展開する女性のためのプロジェクトを支援しています。皆様のあたたかいご協力をよろしくお願い申し上げます。
  
http://www.unwomen-nc.jp/

フェイスブックもご覧ください

https://www.facebook.com/unwomen.nc.jp/?modal=admin_todo_tour

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【発行】<認定>NPO法人国連ウィメン日本協会

横浜市戸塚区上倉田町435-1男女共同参画センター横浜1階

Eメール:unwjnc@aroma.ocn.ne.jp

【賛助会員募集中】

団体:年会費10,000円 個人:年会費5,000円

お申し込みはこちらから    https://www.unwomen-nc.jp/?page_id=91

【ご寄付のお願い】  

お申し込みはこちらから  https://www.unwomen-nc.jp/?page_id=15

   郵便局 振替口座番号:00240-7-43928

               口座名義:NPO法人国連ウィメン日本協会

※賛助会費・寄付金は寄付金控除の対象です!

※個人のご寄付については、クレジット決済(随時寄付、マンスリー寄付)ができます。

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