クリスマス募金のお願い

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2019年11月21日

苦境を乗り越えるために頑張っているロヒンギャ女性や少女たちのために募金をお願いします。

寄付のご支援は、http://www.unwomen-nc.jp/donation/

2017年7月以来2年間に、ミャンマーにおける民族浄化から逃れて、バングラデシュ・コックスバザール・キャンプに移住したロヒンギャの総人口は90万9千人になり、その6割弱が女性・少女です。難民キャンプに住んでいるロヒンギャの女性や子どもたちは、クリスマス・プレゼントどころか、食べ物も十分になく、性暴力などの女性差別をうけています。

このような状況を改善するため、ロヒンギャ女性を訓練しているUN Womenのプロジェクトへの皆様のご支援はロヒンギャ女性への何よりのプレゼントになります。

UN Womenは、女性や少女たちの教育訓練や地域の女性たちとのネットワークづくりにより、ロヒンギャ全体の貧困を救えると考え、女性センター建設を計画し、現在5館が完成。2018年から携帯電話修理、ミシンによる縫製や刺繍、保健教育などの訓練プログラムやネットワーク作りを実施し、日本協会も支援しています。

携帯電話修理講習に参加して収入を得ている女性を紹介します。
●3ヶ月講習に参加したウメ・ハフサさん(14歳)は、もともと携帯電話操作が好きだったので、ミシンによる縫製や刺繍講習よりも携帯電話の修理講習に参加しました。携帯の表示、音量調節、シムカードなどの操作・修理ができるようになり、家族や地域の人たちは、彼女に修理を頼んでくるそうです。国連ウィメン多目的女性センターでは、自分で更に知りたい時に相談し、修理に必要な部品なども調達しています。

ハフサさんは毎月1500-3000タカ(2000から4000円)の収入を得ながら4学年で学んでいます。

●6ヶ月講習に参加したヤシム・アラさん(18歳)は、携帯電話一つの修理で250タカ(325円)得ています。ミャンマーから来た時は、携帯については全く知識がなかったのに、この研修で、基本的な知識と技術を習得しました。これまでは、2歩先に進むことを決められませんでした。今は、自分の問題だけでなく、他人の問題も解決しています。

今後も支援をさらに広げるために、年末にあたり、クリスマス募金として皆様からのご寄付をお願いする次第です。何卒よろしくお願いいたします。

カテゴリ: UN Women日本事務所 , ニュース

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