【ガザ支援第9弾】UN Womenは、2023年10月以降ガザ地区で殺害された女性と少女は2万8000人を超えると推定*

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2025年6月6日

2025年5月19日

UN Womenの最新の分析によると、2023年10月に戦闘が始まって以来、ガザ地区では2万8,000人以上の女性と少女が殺害されていると推定されます。

2023年11月の一時的な停戦期間中、クーザの町の自宅に戻り、イスラエルの爆撃で破壊された家屋をチェックしているパレスチナ市民。写真提供:UN Women/Samar Abu Elouf

UN Womenは、2023年10月の戦争開始以来、ガザ地区で2万8000人以上の女性と少女が殺害されたと推定しており、これは平均して1時間に1人の女性と1人の少女がイスラエル軍の攻撃により殺されていることを意味します。犠牲者の中には、壊滅的な打撃を受けた子どもたち、家族、地域社会を残して殺された何千人もの母親が含まれています。これらの数字は、紛争による人的被害の圧倒的な大きさと、あっという間に失われた命と未来を浮き彫りにしています。

2025年3月に停戦が崩壊して以来、ガザの状況はさらに悪化しており、9週間近く続く人道支援物資の封鎖がそれに拍車をかけています。ガザの全住民は、食料と必需品が急速に不足し、飢饉のリスクが増大しています。このことは、すべての女性と少女(100万人以上)が壊滅的なレベルの飢餓に直面していることを意味しています。女性と少女は特にこの状況がひどく、避難生活、妊産婦死亡率の上昇、安全と保護の仕組みの深刻な欠如に直面しています。

このような悲惨な状況にもかかわらず、UN Womenは、引き続き、ガザの女性主導の市民社会団体と協力して被災者に不可欠なサービスと支援を提供しようと努めています。しかし、苦難の規模は、現在の能力や資源をはるかに超えています。人道支援、支援、資金へのアクセスを直ちに大幅に増さなければ、無数の生命が危機に瀕することになります。

UN Womenは、国連事務総長とともに、即時停戦、妨げのない人道的アクセスの即時回復、およびすべての人質と恣意的に拘束された人々の無条件解放を改めて呼びかけます。

*2025年2月、ランセット誌は、ガザでの死亡者数が約41パーセントも過小報告されている可能性が高いと報じました。この調査結果は、直接報告された死亡者数と、超過死亡と呼ばれる死亡者数(保健や報告のインフラの崩壊により記録されていない可能性のある死亡者数)の両方を反映しています。UN Womenは、この方法論を用いてこれらの推計を導き出しました。

(原文)
https://www.unwomen.org/en/news-stories/news/2025/05/un-women-estimates-over-28000-women-and-girls-killed-in-gaza-since-october-2023

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