【緊急アピール】限界点~世界の援助削減の波が最前線の女性支援団体を追い込んでいます

記事をシェアする

2025年6月18日

ホームページを訪問くださった方へ

UN Women(国連女性機関)の公式支援窓口、国連ウィメン日本協会です。
切実なお願いがあり、このアピールを出しています。

一人でも多くの方にこの状況を知っていただき、ご協力をいただきたいと願っています。
あなたのご寄付は大波にあらがう市民一人ひとりの、確かなメッセージとして届きます。

(UN Women プレスリリース:ジュネーブ発 2025年5月13日))

このままだとほぼ半数(47%)が半年以内に活動停止に追い込まれる見込みです。驚くことに、実際に今、すでに51%もの団体が支援プログラムの休止を余儀なくされています。ほぼ4分の3(72%)がスタッフを解雇せざるを得なかったと報告しています。

UN Womenは現地に根ざして活動する女性団体を通して、過酷な状況に置かれた世界の女性と少女を支えてきました。現場のニーズを最もよく知っているのも、最も信頼を寄せられ、最も効果的に支援を届けられるのも、地域の女性団体だからです。彼女たちは、私たちが国際社会として人道危機に対応する時の、まさに礎なのです。

UN Women人道支援チーフのソフィア・カルトープ氏は言います。
「女性団体を資金的に支えることは、世界の女性たちの権利と平等の問題であるだけでなく、戦略的な必須事項でもあるのです。」
選択の問題ではなく、私たちの社会をより良くするために欠かせない道だ、と言っています。

この深刻な打撃の中にあっても彼女たちは、自分たちの地域で生きる女性や少女の命綱を手離すまいと、懸命に取り組んでいます。

UN Womenは、世界中の女性団体とともに立ち上がり、持続的な資金提供を求める彼女たちの緊急の呼びかけに賛同します。   

◆報告書の詳細はこちらをご覧ください

今すぐ寄付する

世界の人道支援システムは、大きな圧力にさらされています。2024年には、激化する紛争や災害に対応するために447億9000万米ドルが必要でしたが、実際には7%しか集まりませんでした。同時に、主要援助国政府が対外援助の大幅削減を発表している状況です。

全体の1パーセント未満(1億4,200万米ドル)」
これは、2021年から2022年にかけて、世界全体で女性の権利団体が受け取った人道援助資金の割合です。ミャンマーからパレスチナ、スーダン、アフガニスタンまで、人道支援を実際に進める上でこれらの団体は不可欠な存在ですが、その多くが各国政府からの援助に大きく依存しています。

地域の女性団体は単なる支援提供者ではなく、信頼されるリーダーであり、女性の声の代弁者です。
・土地の文化をよく知り、支援サービスの届かないコミュニティにまで手を差し伸べられます
・ジェンダーに基づく暴力のサバイバーに、安全な空間、心理社会的支援、法的支援を提供しています
・人道支援の計画と政策決定に女性の声を反映させます

「1ドルの投資に対して8ドルのリターンをもたらす」
こんな高リターンの投資があるの?
はい、ジェンダー問題に対応した人道プログラムは、1ドルの投資に対して8ドルのリターンをもたらすというエビデンスがあります。

国際社会がこの投資に背を向けると、人道支援システム全体が効果的でなくなり、包括的でなくなり、最も困っている人々に対する責任も果たせなくなります。さらに私たちの社会をより良くするための道それ自体に影響を及ぼします。

人道対応の最前線で活躍する女性を支援しましょう。
女性団体は、自分たちのコミュニティのリスクとニーズを熟知しています。

◆説明の詳細はこちらをご覧ください

今すぐ寄付する

カテゴリ: ニュース , 寄付・キャンペーン , 最初トピックス

寄付する